清めの塩 なぜ塩は除霊に効果があるのか

塩の使い方と使い道

塩とは化学名で塩化ナトリウムといい様々な用途に使われます。

塩辛いという言葉があるように味は辛いと表現したほうがいいのでしょうか。料理の味付けにも使われますし人の体内にも存在します。

そんな塩ですが今回はいろいろ場面に使われている塩についてのお話です。

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人を呼ぶために使われる塩

盛り塩という言葉を聞いたことがあると思います。お皿に塩を円錐や四角、または三角錘の形に盛ってそれを玄関などに置いて置くものです。

これはお店や会社などでお客を呼び込むためのものです。

昔ある偉い人が街を牛車でまわり牛が足を止めた家の女性と一晩ともにする風習があったのです。ある家の女性がその人と夜を共にするために家の玄関に塩を置きました。

すると牛はその女性の家の前で足を止め塩を舐めはじめます。そして女性は思惑通りにその偉人と夜を共に出来たという話があります。

盛り塩はこの話が由来だと言われています。

一方嫌なお客が来た際には塩を撒くという使い方もされていますがこれは後でお話しようと思います。

清める祓う浄化のための塩

塩は昔から食物の保存にも使われてきました。塩漬けにした食物は腐ることなく長く保存ができます。これは防腐効果というより塩のもつ殺菌作用を使った保存方法です。

殺菌とは少しニュアンスが違いますが塩には邪気など悪いものを清めて浄化する力があると言われています。

神道では葬儀は穢れをともなうものと考えられているため葬儀のあとに清めの塩で身体を清めます。仏教の葬儀は神聖なものと考えられているため清めの塩は使いませんが神道と仏教の両方が浸透している日本ではこのあたりも混同されがちです。

前項で話した盛り塩ですがお客を呼び込む以外にも邪気や悪いものをはねのける結界を作るためにも使われます。

盛り塩での結界の作り方は結界にしたいスペースを盛り塩で囲うだけです。部屋を結界にしたいのなら部屋の四隅に盛り塩を置けば結界の完成です。

ですが実は盛り塩で結界を作るときには注意点があります。まず一ヶ所に盛り塩を置いてから次の盛り塩を置くときに必ず時計回りに置いていくこと。こうしなければ悪いものをはねのける力を発揮しないと言われています。もし半時計回りに置いていくとはねのける場でなく吸収する場を作ってしまうので逆に悪いものを呼び込んでしまいます。結界を作る際には気を付けてください。

そしてもう一点気を付けなければいけないことがあります。盛り塩を置く前に必ずそのスペースを清めることです。中に悪いものがいる状態で結界を張ってしまえばその悪いものは外に出ることも出来ずに中にとどまってしまいますのでしっかりと場を清めてから盛り塩を置いてください。

盛り塩の交換時期ですが盛り塩が固くなったり先端が黒く変色してきたら交換するようにしましょう。古い盛り塩は水で流して捨てることをお忘れなく。

なぜ塩に除霊の効果があるのか考えてみる

太古より清めの効果があると考えられて今でも大相撲などでも土俵を清めるために塩を撒いたりして使われている塩ですがなぜ塩にはそういった効果があるのでしょうか。

今回は塩が神聖なものだとされていてその悪いものが神聖さを嫌うという考えを一度捨てて一から考えてみることにしましょう。

まず霊が塩を嫌うとします。ですがここである疑問にぶつかります。

この世界にはいろんなところに塩が存在します。霊は水辺に集まりやすいという話を聞いたことがあるでしょうか。

「うちの古い井戸には霊が憑いている。」

「ダムの水面を歩く霊を見た。」

という話を聞いたこともあります。他にも

「海で泳いでいたら足を引っ張られた。」

はい、ここです。よく聞く海であった霊の目撃例なんですよ。海に満ちた海水にはかなりの塩が溶け込んでいます。

なぜ塩を嫌う霊が海水の中にいるのか。そしてさらに人に憑依した霊の話ですが人体にも塩は含まれています。

これはなぜなのか考えてみました。そこで筆者の頭をよぎった一つの仮説があります。これは筆者の妄想にも近い勝手な考えですがこの矛盾は存在している塩の状態によるんじゃないでしょうか。

除霊に使う乾いた塩と海水や人体に含まれる液体に溶け込んだ塩です。ヒントは塩の「吸湿性」にありました。

もし霊が液体のような存在だとしたらどうでしょう。海水や人体の水分に溶け込むことは簡単です。しかし乾いた塩のそばにいるとどうなるでしょう。

自分の一部を塩に吸収されてしまいます。体の一部をもっていかれるのは霊だって嫌なはずです。塩にも近寄らないでしょう。

先程の盛り塩の話でも先端が黒く変色したり固くなった盛り塩は交換時期だと話しました。これも悪いものを十分に吸収しこれ以上は吸収出来ない状態なので交換すると考えれば納得できます。

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こちらのひとりかくれんぼの話は呼んでいただいたでしょうか。ひとりかくれんぼに使用する生米ですがこちらも水分を吸収します。それを人為的に作った霊道に置くことで霊をぬいぐるみの中に取り込むと考えれば辻褄も合う気がします。

ですがそうなると生米でも除霊出来るんじゃないかと突っ込まれそうですが実は生米で行う除霊もあるんですよ。

さらに吸湿性のある砂糖でも出来るんじゃないのと言われそうですがはるか昔除霊というものが生まれた時に一番身近で吸湿性のあるものが塩だったのでしょう。

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というと言い訳にしか聞こえない気もしますのでこのあたりはもっと深く考えていこうと思います。

合わせ鏡に幽霊が映るという話を知っていますか 普段からよく目にする鏡を二枚用意します。そしてその鏡を向かい合わせて二枚の間に立ってみましょ...

塩について話しすぎた気もしますが今夜はこのあたりで。

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