「セト」偉大な強さを持つエジプトの神はレタスが好き

神様へのお供えものと神様の好きなもの

クリスマスや誕生日など人に贈り物をする機会は多くありますが皆さんはプレゼントを選ぶときどんな風に選んでいますか?

持っていて価値のありそうな物を選ぶ人もいるでしょうし実用性を考えてプレゼントを選ぶ人もいるでしょう。
ただこういったものは必ずしも喜んでもらえるとは限りません。
やはり一番喜んでもらえるのは贈る相手が好きなものなのでしょう。

そうそう、贈り物とは少し違うニュアンスですが神様や仏様に奉納するものを「お供え物」と言いますね。
法事やお盆などに仏前やお墓にもお供え物をします。この時にも時折故人の好きだったお菓子や食べ物をお供えすることがあります。

それは神前でも同じなのではないでしょうか。たとえ神様でも好きなものを奉納されたほうがきっと嬉しいことでしょう。
例を挙げるならお稲荷さんに油揚げをお供えしたりしますね。正確には稲荷神の眷属である狐が油揚げが好物という俗信が由来なのですが。

しかし神様の好物と言われるとなかなか思い付かないものです。ただこれだけは言えます。
エジプトの神「セト」の好物はちょっと意外なものでした。

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エジプトの神「セト」はレタスが好き

今回紹介するのはエジプト神話に登場するエジプト九柱が一柱「セト」です。
セトは異邦の神であり砂漠の神、砂嵐を起こすのはセトだと言われており敵を討ち倒し民とキャラバンを守るとも言われています。

そんなセトには切って離せない添え名があります。
それは「偉大なる強さ」です。セトは手に杖を持った姿で描かれます。その杖の名は「ウアス」と呼ばれていて「権力」と「繁栄」を意味するものです。

権力と言えばエジプトの王ファラオ。このファラオの力はセトの力だとも言われているのですからセトは本当に強さの象徴なのですね。

セトが持っているのはウアスだけではありません。もう片方の手に持っているものは「アンク」と呼ばれるものです。
アンクとは古代エジプト語で「生命」を意味する言葉です。そしてアンクの力を信じるものは命を落としても一度だけこの世に生き返ることが出来るのだそうです。
ただとてつもない強さを誇るセトがアンクの力を必要とするのかは分かりませんが。

さて、そんな偉大な強さを持つ神「セト」ですが実は意外なものが好物なのです。
セトの好物とは野菜の「レタス」です。ただ普段私達が食べているようなリーフレタスではなく高く育ち主に茎を食べるステムレタスだと考えられています。

エジプトとレタスと聞くと繋がりがわからないかもしれませんが実はレタスの歴史は大変古く原産は地中海沿岸、中近東だと言われています。そして日本に入ってくるよりもはるか昔の古代エジプトではすでにレタスが食べられていたそうです。

しかしレタスとは神セトも意外な好物を持っているものです。サラダの主役でありチャーハンに使えば名脇役のレタス。ちなみに筆者が「キャベツよりもレタス派」なのはここだけの話です。

それでは今夜はこのあたりで。

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