鈴蘭(スズラン) 待ち人来たる幸運を呼ぶ花

鈴蘭(スズラン)の花言葉は「幸運の再来」

以前より音には浄化の効果があり時に魔除けとしても使われていると何度かお話ししたことがあります。

そして音を作り出すものとして「鈴」が使われます。夏の風物詩である風鈴に秋には鈴虫がその代わりとされ冬の強風が運んでくる邪を祓うためにもまた風鈴が使われるのです。

冬が終わると春がやって来ますが春には音の出ない鈴があることをご存じですか?

それはスズランと呼ばれる花の事です。その字のごとくスズランの花は鈴のような形で形を表すなら金魚鉢を逆さにしたような感じでしょうか。そんな小さくて可愛い花がいくつも咲きます。

ですがスズランは花ですので特に音が出ることはありません。ですので魔除けとは何の関係もないのですがスズランは邪を祓うのではなく幸運を呼ぶと言われています。

スズランの持つ花言葉は「幸運の訪れ」「幸運の再来」「純愛」とされています。

ではなぜこのような花言葉を持つことになったのでしょうか。

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和名「君影草」の由来はひっそりとあなたを待ち続ける姿

鈴蘭(スズラン)には別の和名があります。「君影草」というのですが君影草とはまた変わった和名です。

この和名の由来にはいくつかありましてその一つは首を下げて誰かを待ちわびている様子に似ていることからだと言われています。

出掛ける時に誰かを待っているのは楽しいものですが「君影草」という言葉から思い浮かべる待ち姿はどこか寂しげでもありますね。

そんな待ち姿に待ち人が訪れますようにという想いを込めて「幸運の訪れ」や「幸運の再来」という花言葉をつけたのかもしれません。そして誰を待ち続けるその一途な想いに「純愛」の花言葉をつけたのでしょう。

もう一つの由来も鈴蘭の咲き方からきているものです。スズランの葉っぱはとても大きいのですが花はその葉っぱに隠れるように咲きます。

その姿から男性の影に隠れるようにしている女性の姿を見たのでしょう。

「君影草」の他にも特徴的な大きな葉っぱを谷に見立てて「谷間の姫百合(たにまのひめゆり)」とも呼ばれています。

頭を下げて待つよりも頭を上げて待っていよう

その形が頭を下げて待ち続ける姿に似ている鈴蘭ですが皆さんは誰かを待つときどこを見ていますか?

「スマホ」と言われればそれまでですがスマホがないならどうするでしょう。

足元ばかり見ていませんか?ずっと下を見ていると周りにあるものや前を通ったものを見過ごしてしまいます。

それに前を向いていないとその誰かはあなたの存在に気付かないかもしれませんよ。スズランの花言葉のようにあなたに待ち人と幸運が訪れますように。

それでは今日はこのあたりで。

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