猫や犬の耳や鼻は幽霊を感知出来るのか考えてみる

動物の聴覚や嗅覚は幽霊を感知することが出来るのか

猫や犬が時折何もない空間を見つめている時があります。その時もしかすると霊的なものが見えているのではないかという話を別の記事でしました。
その時は彼らの目つまり人とは違う視覚を元に考えてみたわけですが今回は目ではなく別の切り口から考えていくことにしましょう。

猫や犬の目に幽霊はうつるのかを考えてみる 冬がやってきました。日本の冬と言えばやはりこたつです。 こたつといえばやはりミカンと猫ですね。...

今回注目したのは聴覚と嗅覚です。まずは猫や犬の持つ聴覚や嗅覚が人とどれ程違うのかをお話しすることにしましょう。

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猫や犬はどれくらいの音まで聞こえるのか

普段生活しているとそこには様々な音が行き交っています。車の走る音に人の足音など世界は音に溢れています。
防音壁に囲まれた周りの音がしない空間に居たとしてもそこにあなたがいる限り心臓の鼓動に血液の流れる音、呼吸音など必ず音は存在します。

それは普段他の音に紛れて聞こえないだけです。さらにあなたのいる空間にはあなたには聞こえない音が存在します。
それは低い音と高い音です。低い高いといっても人間の耳で聞き取れる範囲よりも外側にある音のことです。

人が聞き取る事が出来る音の周波数はおよそ2万Hz(ヘルツ)までだと言われています。

これが犬になるとさらに聞き取れる音の周波数が高くなり約4万Hzまで聞き取れるそうです。
犬に使う犬笛と呼ばれるものは人には聞こえずに犬には聞こえる高い周波数の音を利用したものなのです。

それでは猫はどうなんでしょう。一般的に耳が良いと言われる犬ですが実は猫は犬よりも高い周波数の音を聞くことが出来ます。
猫が聞き取れる周波数は約6万から7万Hzだと言われていてどんな音なのか想像も出来ないような音を感知しているのです。
さらに猫はネズミなどがコミュニケーションのために使うと言われている10万Hz以上の音にも反応するとも言われています。

動物が反応するのは高い音だけではありません。小さな音にもしっかり反応します。
人間が聞き取れる大きさの音よりもっと小さな音を聞き取れる耳を持っているのです。

猫や犬が耳をピコピコ動かしている姿を見たことがあるでしょうか。
猫や犬の耳はかなり指向性の高いもので音の発生源の方向に耳を向けて音を聞く事である程度の位置を把握することが出来ます。
つまり猫が目を閉じたまま耳を動かしている時は音だけで周りの状況を見ているのです。

猫や犬はどのくらい匂いに敏感なのか

世の中にはいろいろな匂いがあります。それは匂いの原因となる物質がそこにあるからです。
その物質が鼻にある匂い感じる器官につくために匂いを感じる事が出来るのです。

人間の中にも匂いに敏感な人と鈍感な人がいます。これは匂いへの慣れもあるでしょうが匂いを感じる器官の差なのでしょう。

それでは犬や猫はどうなのでしょう。
人の鼻にある匂いを感じる細胞を1だとします。
すると猫はその約3倍の量の細胞を持っているそうです。

それでは狩りや警察の捜査にも役立てられている犬はどうなのでしょう。
犬の匂いを感じる量は人間の約50倍
だと言われています。

しかしこれは単に細胞の量の話です。嗅覚はそのまま比例するわけではありません。
猫は人間の約10万倍の嗅覚を持ち犬は100万~1000万倍の嗅覚を持っているそうです。

しかしこれは嗅覚が100万倍あるから同じ匂いでも100万倍強く感じるというわけではありません。
人間が感じ取れるギリギリの微かな匂い。その匂いの100万分の1の匂いでも嗅ぎとる事が出来るという意味なのです。

幽霊は何かしらの音を発しているのか

ラップ音という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ラップ音とは霊的なものが起こす音のことです。低めの破裂音が多いと言われています。
日本にも家鳴り(やなり)という怪異の伝承が残っていますがこれは木造住宅の軋みなどが原因とも言われています。
しかしこれらの音は人の耳に聞こえるものです。
今回の話とは少し反れてしまいますのでまた別の機会にお話しすることにしましょう。

今回は何もないであろう空間での話です。もしそこに霊的なものが存在しているときに何かしらの音が発生しているのかを考えてみましょう。

今ではほとんど見なくなりましたがテレビにはブラウン管というものが使われています。
このブラウン管のテレビに関しては「視界に入っていなくても電源が入ったのが分かる」という人がいます。
隣の部屋にしろ階下にしろ見えないはずなのに電源が入ったのが分かるそうです。
話に聞くところではブラウン管の電源が入るとピーンッというような高い音が聞こえるそうです。
高圧電線のそばでも音が聞こえる方がいるらしいですが実際どんな音がするものなのでしょうか。
電気や磁気がある場所には音があるそうです。これを「電磁気音」というらしいです。

少し前に幽霊を形作っているのは人間が活動する際に起こる電気信号、その電気信号から生じる磁気なのではないかとお話ししました。
もしかすると動物達はこの電磁気が発する音に反応しているのかもしれません。

幽霊は何かしらの匂いを発しているのか

動物達が反応を示す要因のひとつに匂いがあります。
以前幽霊が現れた際に生じる匂いについて話したことがあります。

匂いとともによみがえる記憶 人の脳は不思議なものです。何かの匂いを感じると同時にその匂いに関する記憶がよみがえってきます。誰かのことを思い...

この話にもありますが悪いものが現れると悪臭がします。
人が感じるほどの悪臭ともなればかなり悪いものなのかもしれません。ですがほとんど匂いを発しないほど微弱な幽霊がいたとすれば人の嗅覚では感じ取れないでしょう。

ですが人間の何万倍もの嗅覚を持つ猫や犬の鼻はそれを逃しません。

もしかすると動物達は幽霊の発する匂いに反応して何もない空間を見つめているのかもしれません。

猫や犬が見つめている空間には一体何がいるのか

何もない空間を見つめている猫や誰もいないのに吠えている犬。
彼らは一体何に反応しているのでしょうか。
宙を舞う埃かもしれませんし小さな虫の羽音かもしれません。もしかすると風で漂ってきた何かの匂いかもしれません。
ただ人の耳には聞こえない、人の鼻には分からない何かがそこにはきっとあるのです。

暗闇の中にある人には分からない人ではないもの。もしそれを動物達が教えてくれているのならあなたはそこに興味を持ってはいけないのかもしれません。

それでは今夜はこのあたりで。

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