こっくりさん 何を呼び出したの?

こっくりさんってどんなものなのか

こっくりさんという言葉を聞いたことがない人の方が少ないと思いますのでわざわざ説明する必要もないかもしれませんがこっくりさんがどういうものなのかまず説明ていきます。

こっくりさんとは簡単に言えば霊と交信し会話する手法のことです。儀式と言ってもいいでしょうか。

海外にもテーブルターニングと呼ばれる降霊術がありこれを通じ霊と交信できると言われています。このテーブルターニングが約100年前に日本に伝わります。そしてこっくりさんと名前を変え国内に広まっていったそうです。

それでは実際にこっくりさんの手順を説明していきます。

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こっくりさんの進め方と終わり方

それではこっくりさんの進め方ですが以前ひとりかくれんぼの話をしたことがあります。

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それと同様にこっくりさんのやり方も長い年月の間に改変されたり手順が追加されるなどしてきました。ですので今回は一般的な手順を説明していこうと思います。何を一般的とするかはむずかしいところですけどね。

用意するものは

・黒い紙に赤い鳥居、肯定と否定の文言それと50音のひらがなを書いたもの(詳しい文字の配置などは書きませんので申し訳ありませんがご自身でお調べください)

・10円玉

用意するものは以上です。

それではこっくりさんを始めましょう。

まず用意した紙をテーブルの上に広げちょうど鳥居の部分に10円玉を置きます。そして部屋を暗くします。

参加する全員でテーブルを囲み人差し指を10円玉の上に置きます。そしてこう唱えます。

「こっくりさん、こっくりさん、おいでください」

しばらくすると10円玉に僅かに力を感じます。そうすればこっくりさんとの交信が可能になります。

ここからは質問形式で進めていきます。こちらの問いには10円玉が動き紙に書いてある文字を使いこっくりさんが答えてくれます。そして一連の質問が終わったらこっくりさんを終了します。この時もしっかりと唱えなければいけない言葉があります。

「こっくりさん、ありがとうございました、お離れ(お戻り)ください」

これを忘れずに唱えてください。唱え終わればこっくりさんは終了です。10円玉から指を離しても大丈夫です。

こっくりさんの正体と注意点

そもそもこっくりさんとは誰のことなのでしょう。こっくりさんとは漢字で「狐狗狸」と書きます。狐(きつね)、狗(いぬ)、狸(たぬき)全て動物の名前ですね。

これからも分かるようにこっくりさんの正体は低級の動物霊だと言われています。低級だからこそ呼び出しやすいのかもしれませんがその分気を付けなければいけないことがあります。

低級な霊は感情の起伏が激しいと言われていまいて怒りやすいのです。先ほどは触れませんでしたがこっくりさんにも注意点があります。

こっくりさんをやっている間は絶対に指を離さないこと、呼び出しと見送りの言葉をしっかり言うこと。これを守らなければこっくりさんの呪いがかかると言われています。

さて、儀式には必ず手順があります。そして使用するものも決められています。もしこれらのなにかが間違っていたらどうなるのでしょう。

間違ったやり方で呼び出されたものはきっとこっくりさんではありません。もっと低俗なものかもしれませんし手に負えないようなものかもしれません。

こっくりさんを行う際はしっかりと手順を踏んで進めるようにしてください。

そしてこっくりさんで使用した紙は燃やし10円玉は3日以内に使うようにしなければいけないと言われています。

人に潜むこっくりさんの正体

海外のテーブルターニングを模して行われるこっくりさんですがここからは科学の面から見ていきたいと思います。

これには筋肉疲労が関係していると言われています。10円玉をずっと支えた姿勢を取り続けることで腕が筋肉疲労を起こし麻痺したような感覚に陥ります。

それが10円玉が自然に動いたように思わせているという説もあります。

あとは潜在意識が関係しているという説です。質問の答えを自分の中で考えてしまい次の言葉を自然と目で追ってしまう。そして自然と腕が動いたように感じてしまうというもの。

いずれにしてもこれは一説です。潜在意識が作用したものなのか実際に何かがやってきたのかはわかりません。

ですが何度も言いますがこっくりさんを行う際は手順と決まりごとだけは守るようにしてください。

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それでは今夜はこのあたりで。

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