「ペルセポネ」冥界の女王でありながらも春を司る女神

ペルセポネと冥界の王ハーデス

ペルセポネと言えば死を司る女神ですが元々は天界に住んでいました。ですが冥界の王ハーデスがペルセポネに一目惚れしてなんと冥界へとさらってしまいます。

さて冥界に連れてこられたペルセポネ。はじめは何も語らずふさぎ込んでいましたがやはりお腹はすくものです。彼女は我慢できずに冥界にあるザクロを食べてしまいました。ザクロは12個あったのですがそのうち4個を口にしたのです。

その後彼女の父であるゼウスが彼女を天界に帰すようにハーデスに言ったのですが実は天界にはある決まり事がありまして冥界のものを口にした者は冥界に属さなければいけないというもの。

でもゼウスはやっぱり娘を返して欲しいので12個のうち4個だけ食べたんだから一年の3分の1だけ冥界に居ることにしようとハーデスの提案します。ハーデスはこの提案を受けました。こうしてペルセポネは一年の3分の2を両親のもとで過ごせることになったのです。

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ペルセポネの母親はやっぱりすごかった

一年のうち3分の2だけですが天界で過ごせることになったペルセポネ。彼女はそのことを喜びましたがそのことを一番喜んだのは彼女の母親であるデーテーメールという女神です。実はこの母親は豊穣の女神でペルセポネが帰ってくるとデーテーメールは喜びます。そして彼女が喜ぶと天界には花が咲き木の実が成ります。これが春という季節なのです。

そして3分の2という期間が過ぎペルセポネは冥界へと行かなければいけません。するとデーテーメールは悲しみに浸り天界の木々は枯れてしまいます。これが秋の終わりにあたります。

ペルセポネが帰ってくると春が訪れるということでペルセポネは冥界の死の女神でありながら生命の始まりを思わせる春を司る女神でもあるのです。

ペルセポネという女神

これまで紹介してきたペルセポネですが死を司りながら春を運んでくるという両面性もさることながら筆者を惹きつける別の魅力を持っています。

それはペルセポネという名前の響きです。なんだそれはと思われそうですが物や人についた名前というのは案外大事なものです。可愛い名前に綺麗な名前など名前だけで人を引き付けるものはいろいろとあります。

機会があれば筆者の好きな名前を持つ霊獣スープーシャンについてもいつか書きたいと思います。

それでは今夜はこのあたりで。

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