「北極星」実は交代している事は意外と知られていない道標

「北極星」それは行く先を示してくれる星

人は出会いと別れを繰り返して生きています。
それはプライベートでも仕事の中でも同じことです。
仕事のやり方を教えてもらったりもしくは自分の生き方を指し示してくれるような人と出会うこともあるでしょう。

どんな人にも目標とする人や行くべき道を示してくれる人はいると思います。
そしてそれは人生という大海原を進むためにきっと大切な存在なのでしょう。

大海原と言えばコンパス(方位磁針)やGPSが発明されるより前の時代では船乗りたちは空の星を頼りに船を進めました。

何もない大海原を進むのに方角を知ることはとても大事なことでした。そんな時に最も頼りにされていたのが「北極星」です。
一晩中動き続ける星たちの中でほとんど動くことがなくずっと船乗り達に北を指し示しめてくれる星です。

この北極星が動かないのは地球の自転軸を北極側に延長した天の北極の近くに位置しているためです。
しかし実際には約1度くらいずれているので小さな円を描くように動いています。

そして現在の北極星となっているのがこぐま座のα星であるポラリスと呼ばれる星です。

そう、あくまで「現在の」北極星です。
実は北極星は星そのものの名前ではなく天の北極に最も近い輝星を指す名前なのです。

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「北極星」それは人知れず入れ代わる星

自転軸を北極側に延長した先にある「天の北極」。
その天の北極に最も近くにある輝星の事を北極星と呼びます。
その北極星はこぐま座のα星ポラリスですが先程も言ったようにそれは「現在」だからです。

歳差運動と言う言葉を聞いたことがあるでしょうか。
地球の自転軸は公転の法面に対して23.43度傾いています。
この傾きを持った地球が自転することにより地軸がすりこぎのように動きます。これを歳差運動と呼びますがこの運動により天の北極の向きが変わるのです。

北極星は「天の北極に最も近い輝星」ですので天の北極の向きが変われば北極星も変わるのです。
古代エジプトに残る記録には約4800年前の天の北極は「りゅう座のα星」付近にあったそうです。
それではこの先はどうなのでしょう。

次に北極星が入れ代わるのは西暦13000年あたりでその頃にはこと座のα星であるベガが北極星になる可能性があるそうです。

ちなみに地球の歳差運動の周期は約25800年なのでそうそう入れ代わる訳ではないのですが。



冒頭でも言いましたが人は出会いと別れを繰り返して生きています。
あなたが出会った行くべき道を指し示してくれる人ともいつかは別れが来ます。

引っ越しや退職などいった様々な理由からその人と離れ離れになってしまうこともあるでしょう。
人は一人では生きられないとはよく言います。たとえ別れが来ようとも人には先を指し示してくれる道標となる存在が必要なんだと思います。


もし道標を失ってしまった時あなたは一体どうするのでしょう。


長い時を経て入れ代わる道標の星「北極星」。その北極星と同じように次はあなたが成れば良いのです。



人の進むべき道を指し示す道標に。


それでは今夜はこのあたりで。

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