「守護本尊」お参りするなら知っておこう「自分の干支」と「仏様」

「守護本尊」とはあなたの一生を守ってくれる仏様

みなさんお参りには行きますか?
お参りとはお詣りとは違いお寺やお墓に参ることを指します。
漢字が違うだけで意味合いも変わってくるんですね。

ただ初詣は神社だけではなく寺社に参ることも指しているのですが「詣」の字を使っていますね。日本語は難しいものです。

さて、お寺にお参りする方はその寺社に祀られている御本尊がどんな仏様なのか知ってお参りされているのでしょうか。
神社でいうところの祭神のことです。 もちろん御本尊によって御利益なども違います。

今回はそんな仏様の中でも「守護本尊」というものについてお話ししていきましょう。

簡単には説明するなら守護本尊とはその人を一生を守ってくれる仏様のことです。
そしてその守本尊は生まれた瞬間に決まっているものなのです。

もしその守護本尊がどんな仏様なのか分かれば寺社にお参りする際にいつもと違った感じになるのかもしれません。

それではあなたの守護本尊はどの仏様になるのかを説明していきましょう。

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あなたの守護本尊を生まれた年の干支から知る

「一代守護本尊」
それはこの世に生まれてからこの世を離れるまでの間様々なことからあなたを守ってくれる仏様のことです。
数は全部で8尊。どの仏様が守本尊になってくれるかはあなたが生まれた年の干支により決まります。

それでは順に紹介していきましょう。

子年生まれの守護本尊は「千手観世音菩薩」

子(ねずみ)年生まれの方を守ってくれる守本尊は「千手観世音菩薩(せんじゅかんぜおんぼさつ)」とされています。
千本の手を持つ菩薩様でその千本の手それぞれに眼を持っています。
そのため千手千眼観世音菩薩とも呼ばれます。

千の眼は全てを見渡し千の手で全てを救う菩薩と言われ大変強い慈悲の心を持つ仏様です。

そんな千手観世音菩薩の御利益は「長寿」「無病息災」「夫婦円満」「恋愛成就」「厄災除け」となっております。

丑年と寅年生まれの守護本尊は「虚空蔵菩薩」

丑(うし)年および寅(とら)年生まれの守本尊は「虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)」です。
虚空蔵菩薩は宇宙のように広く無限の慈悲と知恵を持つとされています。
そして「明けの明星」の別名を持つ金星はこの菩薩の象徴になっています。

そんな虚空蔵菩薩の御利益は「記憶力の向上」「商売繁盛」「学力向上」「技芸向上」とされています。

卯年生まれの守護本尊は「文殊菩薩」

卯(うさぎ)年生まれの方の守本尊は「文殊菩薩(もんじゅぼさつ)」となっております。
文殊菩薩は釈迦如来の脇侍の一尊で単体でも祀られることが多いです。
大乗仏教で信仰されているうちの一尊でもあります。

ことわざにある「三人寄れば文殊の智慧」の文殊とはこの文殊菩薩の事を指しており知恵と智慧と知識の仏様とされています。

そんな文殊菩薩の御利益はもちろん「学業成就」「智慧明瞭」など知恵に関わるものが多いです。

辰年と巳年生まれの守護本尊は「普賢菩薩」

辰(たつ)年と巳(へび)年生まれの方の守本尊は「普賢菩薩(ふげんぼさつ)」になります。

釈迦如来の脇侍として文殊菩薩とともに釈迦三尊として祀られることが多い仏様です。

慈悲と理智と滅罪により人々を救う賢者とされ特に女性を救う菩薩とされています。

そんな普賢菩薩の御利益は「延命長寿」「増益」「招福」「修行者の守護」「女性の守護」とされています。

午年生まれの守護本尊は「勢至菩薩」

午(うま)年生まれの方の守本尊は「勢至菩薩(せいしぼさつ)」とされています。
勢至菩薩は阿弥陀如来の脇侍として阿弥陀三尊の一尊として祀られています。
勢至菩薩は深く広い智慧をもって迷った亡者を正しき道へと導くのだそうです。

そんな勢至菩薩の御利益は「家内安全」「厄除け」「智慧明瞭」です。

未年と申年生まれの守護本尊は「大日如来」

未(ひつじ)年生まれと申(さる)年生まれの方の守本尊は「大日如来(だいにちにょらい)」となります。
大日如来は万物の慈母と呼ばれる仏の中の仏であり神仏習合の中では神道の天照大御神と同一視されています。
過去、現在、未来にわたり法を説くのだそうです。

そんな大日如来の御利益は「祈願成就」と「現世安寧」となります。

酉年生まれの守護本尊は「不動明王」

酉(とり)年生まれの守本尊は「不動明王(ふどうみょうおう)」です。
「お不動さん」と聞けば耳慣れた方もいらっしゃるでしょうか。
大日如来の化身とも大日如来の脇侍とも言われる一尊。
倶利伽羅剣(くりからけん)と煩悩から人々を引きずり出すための羂索(けんさく)を持つのが基本。
揺るぎなき守護者という意味の名を持っています。

そんな不動明王の御利益は「商売繁盛」「健康」「厄除け」「出世」「誤りを正す」とされています。

戌年と亥年生まれの守護本尊は「阿弥陀如来」

戌(いぬ)年生まれと亥(いのしし)年生まれの守本尊は「阿弥陀如来(あみだにょらい)」とされています。
「南無阿弥陀仏」という言葉はよく耳にされると思いますが「南無」は尊敬、崇敬するという言葉でつまり「阿弥陀如来を崇敬します」という意味なのです。
阿弥陀如来は本来「計り知れない寿命をもつもの」「計り知れない光をもつもの」という意味を持ちます。

そんな阿弥陀如来の御利益は「極楽往生」「現世安寧」です。

自分の守護本尊にお参りしてみよう

ここまで守護本尊について簡単に説明してきましたが皆さんの守護本尊はどの仏様でしたか?
ここまで簡単にお話ししてきたのでまた別の機会に一尊一尊についてちゃんとお話ししようと思います。

もう一度お聞きしますが皆さんはお参りには行きますか?
御自身の守護本尊を知って改めてお参りに行くのは何も知らずにお参りするのとは少しだけ何かが変わってくるかもしれませんね。

どの寺院にどんな仏様が祀られているのか。それはまた違う機会に詳しくお話ししていきましょう。

それでは今夜はこのあたりで。

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