「縮地法」距離を縮めて瞬間移動 仙術であり武道の奥義

縮地法とはどんなものなのか

突然ですが皆さんは考え事をするときってどうしてますか?どうしているかというのも変な聞き方ですね。
どういう環境で考え事をしていますか?静かな環境で考え事をするほうがはかどる人もいるでしょうし周りに人が居て話し声が聞こえているほうがはかどる人もいることでしょう。

集中しやすい環境というとは人それぞれ違うものです。
私の場合ですか?どちらかと言えば一人よりも周りに人がいるほうが物事に集中しやすいほうですかね。よく行くのは喫茶店でしょうか。
チェーン店ではなく個人経営のお店なのですが月1でも通っていれば顔を覚えてくれるようにもなります。
とは言え何か個人的な事を話すわけでもないのですがやはり食の好みなども覚えてくれているようで通い始めた頃より少し距離は縮んでいるのかもしれませんね。

そんな事を考えていたときに頭をよぎった言葉が「縮地(しゅくち)」です。
あまり聞きなれない言葉ですね。それもそのはずです。縮地というのは仙術の一つです。そしてその他にも縮地と呼ばれる武道の技術があるのですがどちらも専門用語ですので普段の生活の中ではまず使うことがないでしょう。

それでは縮地とはどんなものなんでしょうか。
仙術としての縮地は簡単に言うなら「距離を縮めて一瞬で移動する」というものです。
距離を縮めると言われてもピンと来ないでしょうが仙術における距離を縮めるというのは空間を削り取ると言ったほうが分かりやすいも知れません。
あなたと目的地の間にある空間をなくすことにより周りの人間からは瞬間的に移動したように見えるのです。

仙人の使う術としての縮地ではなく日本の武道にも縮地というものがあります。
これは対峙している相手との間合いを瞬時に詰めて懐に入り込むための技術です。ただ単にスピードのみで行うものではなく体の捌きかたに何かしら秘密があるようです。
グルガ族にも相手の間合いを惑わせる武器があるそうですがもしかするとその武器のように遠近法に何かヒントがあるのかもしれませんね。

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縮地法とワームホール

ワームホールという言葉を聞いたことがないでしょうか。空間に開いた通行可能な穴のことです。
このワームホールは時空のAの点とBの点を直接結んでいる穴です。ここを通ることが出来れば光よりも早く移動することが可能になるのです。よくSFで見掛ける何光年も離れた場所に一瞬で移動してしまうワープのことですね。
もしかすると仙術における縮地はこのワームホールを利用したものなのでしょうか。
しかし考えて見てください。もし敵と対峙した際に自分と敵との間にワームホールを作り出したとします。そうなれば自分は敵の懐に一瞬で入り込めますが逆もまた然りです。敵も自分の懐に入り込んでくるのです。
ではワームホールでなく一方通行のブラックホールとホワイトホールならどうでしょう。考えるまでもなくむりでしょう。ブラックホールの中は高エネルギーであり人間はまず耐えられないでしょう。
さらに不安定なホワイトホールからうまく出られるとも限りません。
やはり現実離れしていますがワームホールのほうが現実的ですね。
仙術に関しての縮地はワームホールくらいしかおもいつきませんでしたが武道のほうは別です。
もし縮地が遠近法を利用しているのなら方法はいろいろと思い浮かびます。人は物事を立体的に見てその大きさや培った感覚などて距離を感じとります。

人の脳が処理できないくらいのスピードで詰め寄ることが可能なら簡単でしょうがそうもいきません。つまりその距離感覚を惑わせて脳の処理を遅らせてしまえばいいのです。
例えば物は近付けば大きく見えます。大きさが変わらなければ同じ距離にいるように見えるのです。
あとは動きです。人が動くということは体のどこかが動くということです。
ここまでくればあとは簡単ですね。実践あるのみです。

そういえば冒頭でお話ししましたね。喫茶店の話です。
人と人との心の距離というのは大切なものです。そしてその縮め方も大事です。
ゆっくりと距離を縮めたい人もいればもっと仲良くなりたいと早く距離を縮めたい人もいます。
とは言え何かの出来事がきっかけで突然の心の距離がぐっと縮まるときもあるでしょう。
そう二人の間にあった壁が急になくなってしまうかのように。

みなさんは思ったかもしれません。きっとこの最後の話に「縮地」を絡めてくるのだろうと。
ということで次回はまるで壁がなくなってしまったような現象「トンネル効果」ついてお話ししましょう。

それでは今日はこのあたりで。

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