「マシュマロ」フワフワ?プニプニ?した可愛いお菓子
マシュマロまたはマシマロはメレンゲに砂糖を加えてゼラチンで固めたお菓子です。食感としてはフワフワというかプニプニというかなんともいえない柔らかさなのですがこのあたりに関しては説明するまでもないほどメジャーなお菓子ですね。
しかしせっかくなので本題に入る前にマシュマロについてもう少し説明していきましょう。
よくパステルカラーに彩られたマシュマロを見掛けると思います。このマシュマロは基本そのまま食べるものですがアメリカではマシュマロを焼いてとろけさせて食べたりすることがあります。この焼いたマシュマロをクラッカーにはさんだりそのまま食べたりと日本とは少し違った楽しみかたもあるのです。
熱いココアに浮かべるとマシュマロが少し溶けた感じになり美味しいので良ければ一度試してみてください。
さてここからが本題です。次はマシュマロという名前の由来についてお話ししましょう。
「マシュマロ」という名前の由来とその起源
日本でもメジャーなお菓子マシュマロですがその名前の由来についてお話ししていきましょう。
マシュマロは英語表記でmarshmallowと書きます。その起源は古代エジプトにまで遡ります。当時の王族の人達はある植物の根をすりつぶして蜂蜜と混ぜてのど薬を作っていました。
その植物の根にはデンプンが含まれていてそれを利用したものです。
その植物の名前はmarshmallowと言います。そう、その植物の名前こそがマシュマロの由来なのです。
marshmallowの和名は「ウスベニタチアオイ」と言います。ウスベニタチアオイはアオイ科の植物で別名ビードロアオイとも呼ばれていてフランス語ではguimauve(ギモーブ)と言います。
ギモーブという言葉にピンと来た方もいらっしゃるかもしれませんがギモーブとはフランスのお菓子です。もちろんマシュマロにウスベニタチアオイのデンプンが使われているのと同じようにギモーブにも同じ植物のデンプンが使われています。
ギモーブはまさにフランス版マシュマロといったところですね。
ウスベニタチアオイの花言葉と優しい気持ち
「マシュマロ」と「ギモーブ」についてお話ししましたが実は作り方が少々違います。
マシュマロはメレンゲに砂糖とゼラチンを加えて作りますがギモーブはフルーツピューレにゼラチンを加えてから泡立てて作ります。
このためマシュマロとギモーブは食感が違います。メレンゲを使うマシュマロはフワフワした食感ですがギモーブはどちらかと言えばプニプニとした食感になります。
フワフワもプニプニのどちらも柔らかい感じがします。そして食べたことがある方なら分かると思いますがどちらも優しい甘さのお菓子です。
実はこの二つのお菓子の原料として使われていたウスベニタチアオイの花言葉は「慈善」と「優しさ」です。
この花言葉がウスベニタチアオイの持つ効能からきているものなのかマシュマロやギモーブの持つ柔らかなイメージから来ているのかはわかりません。
ですがマシュマロのようなお菓子を食べていると少しだけ優しい気持ちになれるのも確かです。それもまたお菓子の持つ不思議な力なのかもしれませんね。
それでは今夜はこのあたりで。