「胡蝶蘭(コチョウラン)」幸せを呼ぶというその花に迫る

「胡蝶蘭(コチョウラン)」とその花言葉

可愛い色の花がいくつも連なって咲く植物はたくさんあります。
ですがあれほど印象的な花は少ないでしょう。
それは「胡蝶蘭」です。変わった形の花がいくつも並んで咲くその様はひとつの芸術品のようにも感じます。
祝いの席や贈答品としても見たことがあるかたもいらっしゃるでしょう。

そして今までいくつかの花言葉を紹介してきましたがこの胡蝶蘭にも花言葉があります。
その花言葉は「あなたを愛します」と「幸せが舞い込んでくる」です。
なんとも愛くるしい花言葉でしょう。胡蝶蘭の持つ可愛らしさにピッタリだと思います。
「あなたを愛します」など告白そのものです。花言葉だけで考えるなら胡蝶蘭を贈るだけで告白だと思われてもおかしくないくらいストレートな花言葉です。
これも胡蝶蘭の愛らしさが成せるわざなのでしょう。
とりあえずその話は置いておきましょう。問題はもう一つの花言葉なのです。
「幸せが舞い込んでくる」なぜこのような花言葉がついたのでしょうか。今回はこの花言葉が付けられた理由について考えてみたいと思います。

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まずは胡蝶蘭の特徴について考えてみる

まさに胡蝶蘭が一体どういう植物なのかを考えてみましょう。
胡蝶蘭はラン科の植物の中でコチョウラン属に分類される植物です。
見た目は文で説明するのは少し難しいのですが茎が少し上に伸びてからどんどんと垂れ下がってきます。
その垂れ下がった茎にいくつもの花が連なるように咲きます。

そこに咲く花は一つ一つが蝶に似た形をしているのです。
名前の「胡蝶」とは蝶の呼び名の一つで意味はそのまま蝶を指します。
まるで蝶が留まっているように見えたのでしょう。

日本名は胡蝶蘭ですが学名はファレノプシスと言い意味は「蛾のような」という意味です。蛾と聞くと蝶に比べてなんだか怖い感じもしますがこの学名が付いた際は「綺麗な蛾が留まっているようだ」と言われたようです。
ちなみにこの学名には続きがあります。

それは「ファレノプシス アフロディーテ」です。

そうギリシャ神話に登場する愛と豊穣と美を司る女神アフロディーテの名を付けられているのです。

それとこの胡蝶蘭には他にも変わった習性があります。
それは自分で地面に根を張らないことです。着生植物と言われていて他の木などに根を張って乗っかるようにして育つことです。
これは花が根より下に垂れ下がるためなのでしょうか。それとも花が垂れ下がるために木の上に着生するのでしょうか。
これを考え始めると鶏が先か卵が先かというように長くなってしまいそうなので今回は置いておきましょう。

胡蝶蘭はなぜ幸せを呼ぶのかを考えてみる

「幸せが舞い込んでくる」という花言葉を持つ胡蝶蘭ですがなぜそのような花言葉がついたのでしょう。
可愛いものや綺麗なものを眺めていると幸せな気分にはなるでしょう。ですがそれでは舞い込んでくるとは言いがたいです。
ですが胡蝶蘭には香りに特徴があるということもありません。

ということはやはりその見た目に秘密があるのでしょう。
そこで着目するべきなのは一番の特徴である蝶のような花です。
蝶はいろいろな時代いろいろな地域で幸せの前兆とされてきました。胡蝶蘭はその蝶を身近に置くことが出来る植物だという考えから来ているものなのではないでしょうか。

ですが出来ることなら自分自身でしっかりと根を張って幸せを掴みたいものです。
それと先ほども言いましたが胡蝶蘭をプレゼントするときは花言葉にご注意を。愛の告白と勘違いされることもあるかもしれませんよ。
それでは今夜はこのあたりで。

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