物事にはきっかけが必ずあるものだと思う
人間生きていればいろいろな事が起こります。良いことも悪いことも起こります。「恋人と別れてしまった」「思いがけないことで褒められた」など毎日なにかが起こるでしょう。
「バタフライ効果」という言葉があります。この言葉自体は力学の分野の言葉だったと思いますがその由来は「蝶が羽ばたくくらい些細なことでも別の地域の天気に影響があるのか」というものです。
全く別の地域で起こった蝶の羽ばたきがまた別の地域の天気に影響するというのはいきなり話が飛び過ぎなような気もしますが物事には必ずと言っていいほどきっかけが存在します。
あなたの身に起こることにも必ずきっかけがあるはずなのです。
風が吹けば桶屋は儲かるのか考えてみよう
「風が吹けば桶屋が儲かる」といいうのは「バタフライ効果」とよく似た意味を持つ言葉です。一見関係のないことが場所や物事に影響をおよぼすというものですがこれもまたかなり飛び過ぎた話ですね。
せっかくの機会ですので風を吹かせて桶屋を設けさせてみようと思います。舞台設定は江戸時代あたりにしておきましょうか。
・風が吹く
・スギ花粉が舞う
・花粉症の人が涙が止まらずに困る
・目を洗うために桶を持って水を汲みに行く
・水を汲もうとしたら突然犬に吠えられる
・びっくりして桶を放してしまい桶が流れていく
・新しく桶を購入するために桶屋に行く
少々強引ですがこんな感じでしょうか。これはただの妄想ですが風が吹いてから桶屋に向かうまでに本人のミスだけではなくいろいろな要因が重なっています。この話でならスギ花粉と犬ですね。
きっかけが起こりそこに様々な要因が加わることにより結果が生まれているのです。
あなたの身に起こったことのきっかけと要因はなんですか
あなたに悪いことが起こったとしましょう。そうですね会社に遅刻したとします。そのきっかけはいったいどこにあるのでしょう。
「電車に乗り遅れた」「朝寝坊をした」というのも原因の一つかもしれませんがそれはきっかけではなく要因です。さらに遡るときっかけにたどり着けるでしょう。寝坊をしたのは夜寝るのが遅かったため、寝るのが遅かったのは「ゲームをしていた」から。
さらに辿ればゲームを始めたきっかけにもたどり着けるでしょうがこの話はここまでにしておきましょう。
あなたに起きた悪いことを解決するためには悪いことだけを見つめていても先へは進めません。その悪いことを引き起こしたきっかけと対峙することで解決もしくは再発を防ぐことができるのです。当たり前の事を話しているようですが何かに囚われた人の心は周りや自分を見つめなおす目を曇らせます。
蝶を見た時に少しでもこの記事のこと思い出してくれたなら幸いです。あなたの明日が明後日へと羽ばたける良い1日でありますように。
それでは今夜はこのあたりで。