「バステト」猫の女神と猫は家を守ると言われる由来

猫は家を守ると言われる由縁はなんなのか

猫と人の関わりはかなり古く古代エジプトにまで遡ります。ペットとして飼われている動物としては犬に並んでメジャーな動物でしょう。
ひなたぼっこにこたつの中など猫は常に寝ているんじゃないかというくらいよく寝ます。
猫は横になったり香箱を組んで寝たりしますが地面に頭を付けずに眠っているその時こそが猫が熟睡している時だそうです。
そんな猫に関する話で「猫は家を守る」という話を聞いたことがあるでしょうか。
猫がペットとして飼われ始めてから長い年月が経ちますがペットとしてではなく家に住み着く猫もいます。
家に住む猫は家を守ると言われています。家を守ると言われてもピンとはこないかもしれませんが猫はネズミを捕まえます。そして猫のいる家からはネズミはやがて居なくなります。
古い家屋のほとんどは木造で柱などをかじるネズミは家にとっては厄介な存在です。そのネズミを追い払ってくれることから猫は家を守ると言われるようになったのかもしれません。

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「バステト」猫の顔を持つ古代エジプトの神

先程古代エジプトの話をしましたが古代エジプトには猫の顔を持つ女神様がいます。
その神様の名前は「バステト」といいファラオの守護者と言われています。バステトは猫の顔を持つ人間の姿で描かれており人を疫病や悪霊からも守ってくれるとも伝えられています。
さらにもうひとつバステトが守ってくれるものがあります。それが家です。バステトは家の守護者ともされているのです。
古代エジプトでは猫はバステト神の使いとされていて神聖な動物として扱われてきました。猫が人間と暮らし始めた古代エジプトで崇められていた家の守護者「バステト」。
猫が家を守ると言われている本当の由縁はここにあるのかもしれません。
いつも一人でフラフラと歩き回っているイメージがある猫。しかし古来より家を守るだけでなく人々に癒しすら与えてくれる猫はいつしか人間のパートナーとして自分たちの居場所を見つけ出したのでしょう。

エジプト神話にはアペプ、アポピスと呼ばれるものがいます。アポピスは悪の化身で闇を意味します。

あなたの心にある闇。それを打ち砕いてくれるのはもしかするとあなたの膝で喉を鳴らしている彼らなのかもしれませんね。

それでは今夜はこのあたりで。

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