可愛いだけじゃないのよ動物達は
冬が過ぎて春が来ると動物達は活発になります。冬眠から目覚めて太陽を浴びる動物に陽気に誘われて走り回る動物など自然界に暮らしている動物達にとっても春は待ち遠しい季節です。
なぜもう夏なのに春が訪れる話をしているのか気になった方がいるかもしれません。
それは夏の動物達は暑さでぐったりしているからです。縁起の良い動物の話をしたいのにぐったりした動物の姿を想像させては申し訳ないので季節外れの話になってしまいました。
ということで今夜は可愛いだけじゃない縁起の良いと言われる動物達を紹介したいと思います。
縁起が良いと言われる動物達
この世界にはいろいろな動物達がいます。その中には見ただけでも縁起が良いと言われる動物 も居るのです。
時に絵としてまたはシンボルマークとして描かれたりもする動物達ですがその中からいくつか紹介していきます。
鶴と亀
言わずと知れた長寿のシンボルです。これらが描かれたものを目にすると自然に「めでたい」と感じるのは日本人の性なのかもしれません。
ウサギ
意外に知られていない縁起の良い動物なのではないでしょうか。日本だけでなく海外でも縁起の良い動物とされている地域があります。
ウサギは走るときに後ろ足が前足より前に出ます。このことから勝負に勝つ、ライバルを追い抜くというラッキーな動物だと言われています。
猫
犬派と猫派には別れるかもしれませんが猫は可愛い動物の代表でしょう。猫には不思議な力があると言われていてしかも人間と密接な関係にある動物です。
日本には「招き猫」がありますが招き猫が上げている手には左右の二種類あるんですよ。右手を上げている招き猫は福とお金を招き左手を上げているものは人を招くと言われています。
お店などに置いてある招き猫はきっと左手を上げているのではないでしょうか。
こうもり
これはまたあまり知られていない縁起の良い動物かもしれません。蝙蝠が縁起の良い動物だと言われている由縁ですが蝙蝠の「蝠」の字が「福」の字と似ているからだと言われています。
「幸守り」「幸盛り」と当て字に出来るのも実は由来なのかもしれません。蝙蝠と聞くと怖いイメージがありますが結構可愛い目をしてるんじゃないかと思います。
たぬき
実物のタヌキはあんなにまん丸ではないですがさすがはタヌキなかなか愛嬌のある顔をしています。
暗号文のヒントやなぞなぞでも見かけたことがある「たを抜く」ですがこれかまさにタヌキが縁起の良い動物だと言われる由縁です。「他を抜く」追随を許さない独走を感じてみたいかたはタヌキにお願いしてみるのもいいかもしれません。
かえる
続きましての登場は蛙(カエル)です。カエルのどこが可愛いんだというかたもいると思いますがカエルの可愛さは見た目ではなくそのピョコピョコとした動きにあるのではないかと…思いたいです。
カエルが縁起の良い動物と言われている由縁は「無事かえる」「幸せや人をむかえる」などの当て字や言い回しによるものもありますがカエルの体の特徴が由来している部分もあります。
しかしそれはまたカエルの記事で詳しくお話ししようと思います。
ふくろう
これもまた可愛い動物の一つでしょう。夜に鳴く声は少々不気味ではありますがその高い飛行性能と知能、狩猟能力は正に夜の森のハンターではないでしょうか。
ふくろうが縁起の良い動物だと言われる由縁は至極簡単です。「不苦労」と当て字こそがその真意です。
ですがフクロウは実はカラスと一悶着ありましてそれで夜の世界に迷い込んだのですがそれもまたカラスの記事でお話ししようと思います。
玉虫
あまり虫について詳しくない人は玉虫と聞いてもピンと来ないと思います。玉虫というのは昆虫の一種でベースは緑色ですが光にあたると虹色に輝く体を持っています。
この虫もまた縁起が良いと言われていますが特に由来があるわけではなく見た目の綺麗さが理由だと思います。
鯉
鯉が可愛いかと聞かれると正直言葉につまりますが嘘をついても仕方がありません。鯉はちょっと怖いです。
しかし鯉は成功と出世の象徴とされています。「鯉の滝登り」という言葉もありますが滝を登った鯉は龍になるとも言われています。これが出世の象徴である由縁なのでしょう。
動物と人間と密接な関係
縁起の良い動物はまだまだたくさんいます。しかし本当にその動物達が人間に何かを与えてくれるのでしょうか。
人には好みがあります。どうしても受け付けない動物を縁起が良いと言われても素直には受け入れられないでしょう。
どんな動物にもその動物を好きな人が必ずいます。そして動物達はその好意にきっと応えてくれます。どんな形でかはわかりませんしどんなものかもわかりませんがあなたに何かを与えてくれるでしょう。
縁起とは縁(えにし)の起こる事なのですから。
それでは今夜はこのあたりで。