「加牟波理入道(がんばりにゅうどう)」金運アップ?トイレの妖怪

「お風呂で達磨」と来たら「トイレで加牟波理入道」

お風呂に入っているときに「だるまさんが転んだ」と言ってはいけない。
こんな話を聞いたことがないでしょうか。場合によっては口にしても頭の中で思っていけないというバージョンもあります。
水場は霊が集まりやすいと言いますがこのあたりから生まれたものなのでしょう。
たしかに頭を洗っている時などは目を閉じていますしそんなときにこの言葉が頭をよぎってしまえば目を開けたとき何か居そうな気がしてなりませんね。

こんな風にある特定の場所、シチュエーションに言ってはいけない言葉というのはいろいろありますね。

今回はその中で厠つまりトイレで唱えてはいけない言葉についてお話しましょう。
しかし唱えてはいけないという訳ではありません。唱えるかどうかはあなた次第といったところでしょうか。

それは妖怪「加牟波理入道(がんばりにゅうどう)」に関わるものです。
さてその言葉とはどんなものでどんな事が起こるのか。

まずは加牟波理入道について知ってもらおうと思います。

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善か悪か不明な不思議な妖怪「加牟波理入道」

そういえば二十歳になる日まで「紫の鏡」という言葉を覚えていてはいけないという話がありましたね。
なんでも覚えていると夜に電話が掛かってくるそうです。
そんな風に特定の場所や特定の時間に唱えたり思い出してはいけないと言われる言葉達があります。

さて、この「がんばりにゅうどう」という妖怪にまつわるものとはどういったものなのでしょう。

加牟波理入道は厠つまりトイレに現れる怪異です。口から何やら得体の知れない鳥を吐き人々を驚かせる妖怪だそうです。
ということは特定の場所とはトイレのことになります。

生活の中で必ず行くことのある場所トイレです。
そしてその時間とは大晦日です。年に一度やってくる大晦日ですね。
大晦日にトイレでその言葉を思い出したり唱えると災いが起こるとされています。

その言葉とは「加牟波理入道時鳥(がんばりにゅうどうほととぎす)」です。

しかし一方では大晦日にこの言葉を唱えると加牟波理入道が現れないという説もあります。
姫路の方ではこの言葉を3回唱えると生首が落ちてくるとも言われています。そして恐れずにこの生首を裾にくるんで部屋に持ち帰ると黄金に変わっていたという伝承も残っています。

他にも丑三つ時(午前2時~午前2時半)にトイレで「がんばりにゅうどう」と名を呼び下を見るとこの妖怪の顔が現れます。そしてその頭を左の袖に入れておくと大量の小判に変わっていたという話も伝わっています。

ちなみにホトトギスは夜鳴くこともありトイレでこの鳴き声を聞くのは不吉な事だと言われています。ホトトギスの鳴き声は「キョッキョッキョキョキョ」という感じでしょうか。
ホトトギスという名前を目にした瞬間「ホーホケキョ」を想像してしまいました。お恥ずかしい限りです。
さぁ、舞台は大晦日のトイレ。あなた一人の空間で吉と出るか凶と出るか。
その年最後の運試し。周りに聞こえないようにこっそり唱えてみましょう。
「がんばりにゅうどうほととぎす!!」
それでは今夜はこのあたりで。

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