アラクネー 蜘蛛には出来れば朝に出会いたい

織り師アラクネ

タペストリーというものをご存じですか?風景や史実を糸を使い描写した布のことを言います。

昔アラクネという人物が居ました。その織物の技術は素晴らしいもので女神アテナと並ぶほどと噂されていました。

気高い女神アテナはその噂を聞きつけ大変怒りました。アテナはアラクネの元に行きあまりめだったことはしないようにと忠告しました。ですがアラクネはその忠告を聞き入れず女神アテナと織物勝負することとなりました。

アテナは自分が闘いの末に守護神となった功績をタペストリーに織り込みました。一方アラクネはアテナの父親ゼウスの浮気というスキャンダルをタペストリーに織り込んだのです。

アラクネの織物技術はアテナすら感心させるほどのものでしたがそこに織り込まれた父親への侮辱に怒りを覚えました。

アテナはアラクネの織り機とタペストリーを破壊しアラクネを戒めました。アラクネは自分の愚かさを恥じて逃げ出します。その末に自ら死を選びます。

アテナはアラクネを追い込んだ自分への償いなのかアラクネに永遠の苦しみを与えるためなのかは分かりませんがトリカブトの力でアラクネを蜘蛛に変えてしまいました。

神話では蜘蛛に変えられてしまいましたがアラクネは良く下半身は蜘蛛で上半身は人間の姿で描かれます。

スポンサーリンク
レスポンシブ

朝蜘蛛は殺してはいけない

蜘蛛と言えば苦手な方も多いでしょう。一般的な蜘蛛は8本の足と360度を見渡せる8つの眼を持っています。大きさも小さなものからアシダカグモのような手のひらより大きなものまで様々です。

蜘蛛が苦手な方にとって手のひら大の蜘蛛など驚異でしかないでしょう。ですが蜘蛛のほとんどが益虫です。人間に害となる虫などを捕食します。

自宅に現れるGを捕食出来るスピードを持つのは身近なものではアシダカグモとゲジゲジくらいのものでしょう。

さて、「朝現れる蜘蛛は殺してはいけない」という迷信を聞いたことがありますか?

なぜそのような迷信が伝わっているのでしょうか。

朝蜘蛛は縁起が良い

昔より朝蜘蛛は縁起が良いと言われています。

蜘蛛は人と幸運を呼び寄せるものだと信じられており朝に蜘蛛を見掛けるとその日は良いお客さんがやってくる、良い一日が過ごせる予兆とされているのです。

そして科学的には蜘蛛は晴れた日にしか巣を張りません。朝蜘蛛が巣を張っているのを見掛けたらその日は太陽に恵まれた良い一日になるでしょう。それもまた迷信が生まれるきっかけなのかもしれません。

先程も話しましたが蜘蛛は益虫です。Gだけではなく蚊やノミ、ダニすらも捕食します。捕食される側からしてみたら驚異以外の何者でもないのです。

例に出したアシダカグモですが彼が居る家からはGがいなくなります。一時的にしか効かない殺虫剤より強力かもしれません。

ちなみに筆者は蜘蛛は…結構好きです。

それでは今夜はこのあたりで…

スポンサーリンク
レスポンシブ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レスポンシブ