魔法とファンタジー 魔法を実際に使うことは出来るのか

魔法とはいったいどんなものなのか

魔法とは一般的に人が使えない不思議な力を指すことのように思いますが実はそういった力全てを総称しているわけではないのです。

常人が使うことの出来ない力と呼ばれるものは魔法の他には一体どのようなものがあるのでしょうか。

神通力

修験道の修業を積むことで得られる不思議な力のことを指します。

仙術

道教の仙人や道士が修業により身につけた神秘的な力のことを指します。

魔女術

ウィッチクラフトとも呼ばれる魔女が使う術のことを言います。
ですが魔女が行う占いや薬による治療のことだけではなく悪魔と契約して魔女が手に入れる力を指すこともあります。

法術

仏教における修業の中で身に付くとされている不思議な力のことを指します。

妖術

妖怪が人を惑わすために使う力を指します。妖怪が使うことが前提なので人が身に付けることは出来ない力です。

呪術

いろいろある不思議で神秘的な力の中で人を呪うために使われる力のことを指します。

簡単に紹介しましたが他にもいろいろなものがあります。そのなかでも魔法は仏教に関係していて「仏」の力を「仏法」と呼ぶのに対して「魔」の力を「魔法」と呼びます。
魔法と聞くと主に西洋のイメージがありますが仏教由来のものなのですね。
そして魔法が使えると言えばファンタジーの世界です。
空想の物語をファンタジーと呼びますがファンタジーの世界では雷を操ったり行きたい場所に瞬間移動してみたりと様々な魔法が登場します。
物語だけでなくゲームの世界でも同じです。
ゲームによってはウンディーネにサラマンダー、シルフにノームと呼ばれる四大精霊(エレメンタル)の力を借りて魔法を使うという場面もありました。

現世(うつしよ)のものとは考えられない霊獣や怪物を召喚するという魔法も描かれています。

でもやはりそれはファンタジーの世界でのものです。現実の世界では使うことは出来ないでしょう。

出来ない…のでしょうか?

かなり長い前置きになりましたが現実の世界で「魔法を使うことが出来るのか」そして「魔法を使えるとしたらどんな原理なのか」これらについて考えていきたいと思います。

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魔法を使うために必要なものはなんなんだろう

科学の繁栄したこの世界で魔法を使うことが出来るのか。
まずその前に魔法とは一体どんな原理のものなのかを考えて見たいと思いますが魔法と言ってもいろいろな種類があります。
そこで何か特定の魔法について考えていこうと思います。

そして今回対象にしようと思う魔法は「重力」です。
重力を用いた魔法と言えば「物を浮かせる」あるいは「自らの体を宙に浮かせる」というところでしょうが重力を操るというのは実に多用性がある能力です。
重力を操るにはまず重力がどのようなものなのかを知る必要がありますが実は重力については完全には解明されていないそうなのです。

未だ解明されていない重力だからこそ考えていこうと思い立ったわけですが解明されていないにしろいろいろな理論は提唱されています。

古代ギリシャの哲学者アリストテレスが発表した自然学の中ではこのように説明されています。

地上にあるものは四大元素の火、水、風、土で作られていて火の元素は「軽さ」を持ちます。土の元素は「重さ」を持っていて地面に落ちている石などは土の元素が多いのだそうです。
つまり火の元素が多ければ多いほど高く宙に浮き土の元素が多くなるとより地面に近く存在する。ということです。
例えば小石を上に放り投げても下に落ちてくるのは土の元素を多く含む小石は自分が居るべき高さに戻ってくるためなのです。

アリストテレスの提唱した理論から考えれば先ほど紹介した四大精霊と契約または彼らを使役出来れば魔法を使うのは可能ですね。
サラマンダーやノームの力を借りて物体の火と土の元素の割合を変えてあげれば物を浮かせることも自由に出来るはずです。
今度は素粒子物理学に目を向けてみましょう。

素粒子物理学には4つの力と呼ばれるものがあります。その4つとは強い相互作用、弱い相互作用、電磁相互作用と重力相互作用の4つです。
そして強い相互作用にはグルーオン、弱い相互作用にはウィークボソン、電磁相互作用はフォトンというようにそれぞれの力を伝達するためのゲージ粒子というものが発見されています。
しかし重力相互作用つまり重力の要因となるゲージ粒子「重力子」は未だ発見されていません。

もしかするとこの重力子こそがアリストテレスが提唱した土の元素ということもありえるかもしれませんね。
重力子が発見されれば人類が重力を自在に操ることも可能なのでしょうか。
答えが出るのはまだまだ先になりそうですね。

ですがその答えが出たときに魔法というものも解明されるかもしれません。そして古代の人々は重力子の存在を知っていたのかもしれません。
そんな風な事を考えていたのですが結局魔法が使えるかどうかの結論に達する事は出来ませんでした。

しかしこの事についてはいずれまた別の側面から責めてみたいと思います。

不完全燃焼ですがそれでは今日はこのあたりで。

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