モグラと地震は関係あるのか考えてみる
モグラとは穴を掘って地中に住む動物です。実際に見たことがある人は少ないかもしれませんがテレビや本でなら見たことがある方もいると思います。
そんなモグラですが実は大量のモグラ達が地面から這い出てきて命を落としている姿を目撃されたことがあるのです。
これは最近の話でこの現象はもしかして地震と関係あるのではないかと言われています。
今回はこの話について考えていこうと思います。
モグラは地震の予知を出来るのか
モグラは地震を予知するのかということですがいきなり結論から入りましょう。
モグラは地震を予知出来ると思います。
モグラの姿を見たことがある人には分かると思いますが身体中が毛で覆われているのに鼻だけは毛が生えていません。
実はモグラの鼻にはアイマー器官と呼ばれるものが付いています。
このアイマー器官は振動を探知する器官で光の届かない地中で餌を探すために発達した器官です。
モグラは鼻もよく利きます。暗い地中で振動と匂いを探知して餌を探すのです。
このアイマー器官はかなり敏感なものです。地震が起こるとしてその時に発生する微弱な振動をも探知出来るでしょう。
普段は探知しないような異常な振動が発生すればもしかするとモグラ達は驚いて地面から出てくる可能性もあります。
しかしこれはあくまでも可能性です。実際に地震が起こる前兆のような振動があるとすれば十分に考えられます。
ここまでがモグラと地震の関係について考えた結果なのですがこれで終わりというのも忍びないのでモグラについてお話ししようと思います。
モグラは実はそんなに穴掘りが得意じゃない
地中に穴を掘ってそこを住みかにしているモグラ。漫画などで描かれているモグラはものすごいスピードで穴を掘って進んでいきます。
ですがモグラはそんなに穴を掘るのが得意ではありません。というよりもあんまり穴堀りが好きじゃありません。
人間だってそうですが穴を掘るのは重労働です。それはモグラにとっても同じです。
ではなぜモグラの巣はあんなに広い範囲に渡って穴が張り巡らされているのでしょう。
あの広大な巣穴は実は先祖代々受け継がれているのなのです。それを受け継いだモグラが住みやすいように少しずつ改築しているのです。
モグラは日光に当たっても命を落とす訳じゃない
漫画などでデフォルメされたモグラはよくサングラスをかけたりしています。地中の暗い場所に住むモグラはよく日光に弱いんじゃないかと思われがちです。
地上に這い出て絶命しているモグラが時折見掛けられますがあれは決して日光を見てショック死した訳ではありません。
あれは餓死です。地上で死んでいるモグラのほとんどが餌を獲られなかったのが死因なのです。
モグラはかなりの大食いです。約半日何も食べない状態が続くと餓死してしまうそうです。のんびりしてそうなモグラでも喧嘩はします。地上で死んでしまったモグラのほとんどは仲間と喧嘩して巣穴から追い出されてしまった結果餓死してしまった亡骸なのです。
モグラと土龍と宇古呂毛知
「土龍」や「土竜」という漢字で表されるモグラですが実は「土龍」とは本来ミミズの事です。いつからかミミズからモグラを意味する漢字へと移り変わっていったのです。
モグラも古来からモグラと呼ばれていたわけではありません。大昔は宇古呂毛知(うころもち)と呼ばれていたのですがそれが時を経て「うころもち」から「もぐらもち」へとなって現在の「もぐら」となったのです。
このように時代を経て名前が変わってきた動物達はたくさんいます。
どんな経緯や理由で名前が失われてそして名前が生まれたのかまた紹介していこうと思います。
それでは今夜はこのあたりで。