「火星」レッドプラネットと呼ばれる赤く輝く星
長年住んできたこの部屋も大分老朽化が進んできていてそろそろ引っ越しを考え始めた。老朽化と言ったけれど住みはじめてから粗雑に扱ってきたのも原因だろうし反省すべき部分もあるかもしれない。
とりあえずは今は次に住む部屋探しをしなければいけない。とはいえもう狙っている部屋はある。
この古いマンションの隣に新しく出来上がる予定のアパートだ。マンションに比べればそこまで大きくないし部屋数も少ないからもしかすると競争率は高いかもしれないな~なんて事を考えながら夜空を見上げていた。
私達が住んでいる地球”earth”は普段見ている太陽が中心となる太陽系の中にあります。そして太陽から数えて3番目の惑星です。
太陽系にいくつかあり太陽から数えて4番目の惑星つまり地球の一つ外側にあるのが「火星”mars”」です。
火星は言わば地球のお隣さん的な存在で以前人類の移住計画が唱えられていました。この移住計画にはただお隣さんだから近いしいいかなと言う訳ではなくいろいろと理由があったのです。その理由の一つに火星の特徴であり「レッドプラネット」と呼ばれる由縁であるその赤い色があります。
火星が「レッドプラネット」と呼ばれる理由
夜空に赤く輝く惑星「火星」ですがその赤さから「レッドプラネット」とも呼ばれています。
ではなぜ火星は赤く見えるのでしょう。その理由は火星の表面にあります。実は火星の表面は俗に言う「錆び」つまり大量の酸化鉄で覆われているのです。
先ほど移住計画の理由の一つが火星の赤さだと言いました。この錆びがある事が大事な事なのです。酸化鉄は鉄と酸素が反応したものです。
つまり火星には大量の酸素があるのです。酸素は動物や人類が生きていく上で必要なものです。なんとかしてこの酸化鉄を還元出来れば大量の酸素が獲得できるのです。
そして火星の自転周期は地球とほぼ同じです。これも移住計画の対象される理由とされていました。
そして火星の特徴である赤色を見て人は火星をある象徴としていたのです。
その赤い星は闘争心と熱意の証
火星は英語で表すとMARSと書きます。これはローマ神話に登場する闘いの神マルスに由来します。マルスはギリシャ神話に登場する軍神アレースと同一と見られています。
闘いの象徴であると同時に火星はその色から「血」の象徴ともされています。血と言っても流れ出た血ではなくどちらかと言えば「熱意を」を思わせる流れる血の事です。
ちなみに余談ですが日本では火星をいろいろな名前で呼んでいました。その中でももっとも古いものは「夏日星」という呼び方です。いつの時代の言葉でその由来すら分かりませんが古来より人々は空を見上げ火星を見つめていたのですね。
それでは今日はこのあたりで。