神々からの贈り物 パンドラの箱とは一体なんなのか

パンドラの持つ箱の中身はこの世の全てだった

「一つの箱がある。その箱にはあらゆる災厄が詰まっていた。災厄は世界に広がり人々を苦しめる。だが箱の中にはあるものが残っていた。」

パンドラの箱とは名前の通りパンドラが持っていた箱のことです。パンドラは人類初めての女性と言われている人物です。彼女は神々によって作られました。

パンドラとは「全ての贈り物」という意味を持ちます。神々は人類に何を贈ろうとしたのでしょう。それは彼女が持つ神から渡された箱を開けたときに分かりました。

神々から人類への贈り物は「災い」でした。

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災厄の詰まった神々からのプレゼント「パンドラの箱」

地上に降り立ったパンドラが神々より渡された箱を開けるときがついに来ました。

彼女が箱を開けます。箱の中から出てきたのは「災厄」でした。病気に犯罪、悲嘆に混乱などありとあらゆる災いが出てきたのです。

災厄は世界中に広がり人々を苦しめます。咽び泣く声に助けを求める声が世界を埋め尽くしていきます。

ですが箱の中にはあるものが残っていたのです。それは「希望」でした。

前に進もう希望を胸に 人の心とパンドラの箱

パンドラの箱の中に残っていたのは「希望」でした。なぜ希望は箱の中に残ったのでしょう。

仏教の六道輪廻にも天人が住む天道と人間が住む人間道というものがあります。天道は苦しみはほとんどなく享楽にあふれています。人間道はあらゆる苦しみがあり時に享楽が訪れます。

これと同じように神々が住む天界が享楽しかない世界だとしたら人々が住む地上はあらゆる災厄に溢れていることでしょう。

パンドラとは「全ての贈り物」です。神から人類に与えられた災いの元となるものとは神が持たない「人の心」の事だったのではないでしょうか?

悲しいことを悲しく思う。寂しいことを寂しく思う。これは自然な事です。ですが悲しいことや辛いことがあるからこそ「希望」という存在の意味があるのです。

「パンドラの箱」という名の「人の心」には「災厄」という名の「悲しみや苦しみ」が広がっています。ですが「人の心」に「希望」が残っているのなら何事にも立ち向かえるのではないかと思います。

前に進もう希望を胸に…

明日があなたにとって良い日でありますように。

それでは今夜はこのあたりで。

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