生霊ってのは死霊よりも厄介なものなんだと思う

生霊と死霊って何が違うのか

最近体がだるかったり肩が凝ったりしていませんか?ここ最近になって偏頭痛の症状が現れたというそこのあなたもそうです。

「あなた生霊に取り憑かれてはいませんか?」

ということで今回は「生霊(いきりょう、せいれい、いきすだま)」のお話しです。

古来より人の霊は自由に体から抜け出すことが出来ると信じられています。タイトルにもありますが生前の人間から抜け出た魂を「生霊」と呼び死後の人間から抜け出た魂を「死霊」と呼びます。

霊にもいろいろな種類がありますが「死霊」は主に怨念を持った怨霊を指す言葉で良い霊ではありません。死霊は人に取り憑き苦しめたり恨みの対象である人に付きまとうこともあります。

俗に言う地縛霊も死霊の一種で命を落としたものの死を受け入れられなかったり土地や場所に遺恨を抱いていてその場から離れられない霊のことを言います。

対して「生霊」もその根源は恨みや妬みで人に取り憑き苦しめて死霊と同じように対象の人間に付きまといます。

ですがまれに相手を想う気持ちが生霊を生み出すことがあります。死に直面した人間の生霊が会いたい人に会いに行くこともあります。また病に伏した人が元気な姿で家族の前に現れるという事象もあるそうです。

どこか温かみを感じる生霊ですが生霊を生み出す根源のほとんどはやはり恨みや妬みです。取り憑かれてしまうと様々な症状に悩まされます。

生霊の伝承は全国各地にありますが江戸時代には「影患い(かげわずらい)」や「離魂病(りこんびょう)」と呼ばれ生霊は病の一種だと考えられていました。

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生霊に憑かれた時の症状とその対処法

霊に憑かれてしまうと肩が凝ったり「体がだるくなる」ことがあります。他にも「偏頭痛」などの症状を引き起こしますがこれは生霊に憑かれてしまった時も同様です。

死霊は命を落として尚も怨念の塊として生まれてくるものです。しかし生霊は生きながらにしてその思念が形を作り生まれてきます。

命を落とした延長で生まれたものと強力な思念から無理矢理のように生み出されるものとでは込められた思念の強さが違います。

ですので生霊に憑かれてしまった場合は死霊に憑かれた時よりも顕著にあらわれると言われています。上に書いた他にも「夜眠れない」や「不安にかられる」などの症状が見受けられます。

ここで紹介した症状ははっきり言ってしまえば普段生活している中で起こる風邪などの症状に似ています。ですので「見える」人でない限り生霊の存在にはなかなか気付くことは出来ないでしょう。

では実際に生霊に憑かれてしまった場合はどうしたら良いのでしょう。生霊とはいえ霊の一種です。

塩の使い方と使い道 塩とは化学名で塩化ナトリウムといい様々な用途に使われます。 塩辛いという言葉があるように味は辛いと表現したほうが...

こちらで紹介したように塩は霊と同様に生霊にも効果があります。他にも別の記事で紹介した徐霊の方法は生霊を祓うことに効果があるようです。

あとは先程から話していますが生霊は生きている人間の霊です。死霊に比べて恨みの対象となる人の感情に影響を受けやすいと言われています。

生霊に憑かれてしまった人間が悔い改めることや明るく前向きな考えを持つことで生霊の力は弱くなるそうです。

生霊に憑かれないためにどうすれば良いのか

数々の症状を引き起こしてしまう生霊ですがまずは生霊に憑かれないことが一番大事です。

それでは生霊に憑かれないようにするにはどうしたら良いのでしょう。

・「粗塩を持ち歩く」

塩には悪いものを吸収する力があると言われています。上に紹介した記事でも書きましたが霊体の一部を吸収されるとしたら霊としては嫌なものです。

それは生霊としても同じことです。粗塩は霊に対するお守りとして使うことが出来ます。

・「前向きな気持ちを持つ」

先程書いたように生霊は対象となる人間の感情に影響を受けやすい存在です。

前向きな気持ちを持ち生霊の力を弱めることで取り憑くことが出来なくするのです。

・「恨みや妬みをかわない」

これが一番簡単明快でありながら一番難しいかもしれません。

生霊の根源である恨みや妬みの感情を与えないことが生霊から身を守るために一番確実な手段です。生霊そのものを生み出させなければ良いのですから。

ですがいつどこで誰から恨みや妬みをかうかなんて到底わかりません。書くのは簡単ですが実行するは難しいでしょう。

生霊の種類を見極めることが大切です

冒頭で話したように生霊の中にも種類があります。

簡単に分けるなら害があるものと害のないものです。自分に取り憑き悪影響を与えるものも居ればただ別れの挨拶に来ただけのものも居るでしょう。

それらを見極めるのは「見える」人ならば簡単でしょうが「見えない」人には難しいです。そこで参考にしてほしいのが匂いです。視覚でなく嗅覚で見極めるのです。

匂いとともによみがえる記憶 人の脳は不思議なものです。何かの匂いを感じると同時にその匂いに関する記憶がよみがえってきます。誰かのことを思い...

そこに居る生霊はもしかすると死の間際にあなたの元にやって来た大事な人の可能性もあります。間違って徐霊などしてしまわないように気を付けましょう。

それでは今夜はこのあたりで。

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