カラーバス効果とは一体なんなのか
今まで気にもかけていなかったのに突如それが目につくようになる。
そんな経験をされたことはありますか?
例えばファッションです。あなたは街やネットで気になるアクセサリーや服を見つけます。そしてそれを買おうかどうか迷いしばらく考えることにします。
するとどうでしょう。次の日からあなたの気になっていたアクセサリーや服を街中やSNSでよく見掛けるのです。
もしかするとあなたが気になったその時に何人かの人がそれを購入した可能性もあるかもしれません。
ですがそれらはあなたが気になったよりも前から周りの人達が身に付けていたのでしょう。
ではなぜ以前から身の回りにあったはずなのに急にあなたの目に映るようになったのか。
そこには「カラーバス効果」というものが関係してきます。
人の脳はある特定のものを意識することでそのものに関する情報を積極的に認識する働きがあります。
この世の中には様々情報が溢れています。人は生活するなかで五感を通じてこれらの情報を常に取り入れています。
しかしそのほとんどは無意識のうちに得ている情報でほぼ記憶に残ることはありません。
しかし特定のことを意識することでその特定のことに関する情報を積極的に取り入れるのです。
車などもいい例でしょう。欲しい車と出会った瞬間からその車種をよく見掛けるというのはよくある話です。
この現象をカラーバス効果というのですが今回はこの効果についてお話ししようと思います。
霊能力とカラーバス効果
霊能力と言えば「霊と交信」したり「霊を見る」ことが出来る能力のことを言いますが霊能力かある人とない人の違いは一体どこにあるのでしょうか。
まず幽霊を見るということ自体経験がないのですが少し考えていきましょう。
幽霊と言われてもほとんどの人はどんな風に見えるのかパッと頭に浮かばないと思います。それもそのはずです。
ほとんどの人は幽霊を見たことがないのですから。
人の脳は一度見た経験があるものなら記憶を辿りイメージすることはたやすいでしょう。ですが見たことのないものを頭の中でイメージするのは大変難しいです。
「一度幽霊を見るとその後も幽霊が見えるようになる」という話を聞いたことがないでしょうか。
そこまで考えた時に浮かんだのが先程紹介した「カラーバス効果」です。
一度幽霊を見て幽霊の姿を意識することで周りの人の気付かない幽霊の存在に気付くことが出来る。つまり脳が幽霊を認識出来るようになるのです。
それでは幽霊が見えない人はずっと見ることが出来ないのでしょうか。実はそんなこともないかもしれません。
以前「幽霊を見れるようになる方法」についてお話ししましたがその中に幽霊を意識し続けることで見えるようになるかもしれないと話したことがあります。
しかし見たことのないものを意識するのは大変難しいです。そこでまず幽霊に関する情報を集めます。「どのように見えるのか」「どんな時に見えるのか」「よく見掛ける場所はどこなのか」などですね。
そしてそれらの情報を元にまずは一回だけでも見る努力をするのです。
大抵の人は心のどこかで幽霊を見たくないと思っているでしょう。まずはその心の枷を外してあげるのです。
そしていつかあなたが一度でも幽霊の姿を見ることが出来たのならあなたの脳は幽霊の存在を把握します。そうすれば幽霊をイメージし意識することが可能になるのです。
そうなれば後はカラーバス効果により幽霊を見付けることが簡単になるでしょう。
しかし一度でも脳が幽霊の存在を認識してしまえば後戻りは出来なくなるのでその覚悟で挑むようにしてくださいね。
小さな幸せとカラーバス効果
家でテレビを見ながら何事もなく過ぎて行く週末。会社と家を往復するだけの平日。
あなたはなんのために生きていますか?
特定のことを意識することで脳がそれに関する情報を認識しやすくなるというカラーバス効果ですがそれは物に対することだけではありません。
あなたが何気なく過ごしている時間の中ででもカラーバス効果は起こるのです。ただそれに気付いていないだけなのです。
何気なく過ごしていると言いましたがそんな中でもあなたが意識していないだけで色々な事が起こっているはずです。
「食事を取る」「家族との談笑」「ペットとのふれあい」など生活の一部として馴染みすぎているからこそ気付けないことも多いのではないですか?
例えば「昼食の後の心地よい昼寝」なんかもその一つかもしれません。
昼寝が出来るというは実はなかなか幸せなことなんじゃないかと思います。他にもあまりにも自然に流れていくために気付かない幸せはたくさんあります。
そんな小さな幸せ達を見つめ直して意識することによって幸せを体で感じることが出来るでしょう。そうすることであなたの人生はより一層彩られていくのではないかと思います。
そう、「カラー color(色)」「バス bath(浴びる)」効果によって。
それでは今夜はこのあたりで。