「モイライ」運命の糸を紡ぐ三人の女神たち

「三姉妹モイライ」が紡ぎだす糸が運命を司る

相性の良い相手と出逢ったときなどによく「運命の赤い糸で結ばれている」と言いますがギリシャ神話には糸を紡ぐ三姉妹が描かれています。
彼女達はそれぞれ「モイラ」と呼ばれ三人揃うことで複数形で「モイライ」と呼ばれます。
この三姉妹は女神であり彼女達の紡ぐ糸は運命を司るといわれます。

元々「モイラ」は古代ギリシャでは「割り当てる」を意味する言葉です。
その事から彼女達の紡ぐ糸は寿命を割り当てるとされています。

「どのように生まれどのように生きてどのようにこの世を去るのか」

これら一連の流れを彼女達が決めるのです。
そしてこの三姉妹にはそれぞれ役割があります。それを順番にお話ししていきましょう。

「クロト」運命を紡ぐ長姉

運命の三女神「モイライ」の長姉「クロト」は「クロートー」とも表記されます。彼女の役割は糸巻き車から糸を紡ぎ出すことです。
彼女は運命つまり寿命を作り出すことが役目とされています。
つまり「どのように生まれる」かを決めていると言うところでしょうか。

「ラケシス」運命を描く次女

モイライの次女「ラケシス」は糸の長さを測る役目を担います。
ラケシスというのは「運命の描くもの」という意味があり彼女は「どのように生きる」かを決める女神なのでしょう。

「アトロポス」不可避な運命を担う末妹

モイライ三姉妹の末妹「アトロポス」が担うのは糸を切ることです。
生けるものが決して避けられないが「命の終わり」です。
アトロポスは「どのようにこの世を去るのか」を決める女神とされているのです。


運命を決める三女神「モイライ」が紡ぎだす運命の糸は何も人間のものだけではありません。
彼女達は神々の運命すらも決めることが出来る力を持っているとされています。

モイライは主神ゼウスに従いながらもゼウスですら彼女達の決めた運命には逆らえないと言います。

神々ですら逆らうことが出来ない「運命」をあなたはどう生きるのでしょう。

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触れ合いという名の「紡ぎ車」運命の糸と運命の人

糸は植物や動物の持つ繊維に縒りを掛けて紡いでいきます。
この時に使う道具を「糸車」や「紡ぎ車」と呼びます。

細かな繊維同士を縒り合わせて糸を作りさらに糸を縒り合わせて強い糸を作ります。
ロープなどがとても強いのはこれを何度も繰り返しているからなんですね。

モイライは人生を糸として紡ぎ出します。人の人生を糸として考えるなら縒りの掛かっていないただの繊維はすぐに切れてしまいます。
例え縒りが掛けてあったとしても糸はやはり弱いものです。

しかしそんな糸でも縒り合わせることで、、いえ、寄り合わせることでもっと強い糸になるのです。
ただ糸を寄り合わせるには「紡ぎ車」が必要です。

人生においての「紡ぎ車」とは一体何なのでしょうか。
それは「触れ合う」ことなのではないでしょうか。

触れ合うと言ってもただ接触したり協力しようということだけではありません。
人や自然と触れ合うというだけはなく相手の考えや新しい知識などに触れて寄り合うこと。その事であなたの人生はもっと強く充実したものになって行くのではないでしょうか。

そうやって寄り合って行く中で何本か違う色の糸があるかもしれません。色は赤色。
その糸の事を人は「運命の赤い糸」と呼ぶのでしょう。

ただ赤い糸を見付けるにも必ず何らかの糸と寄り合う必要があります。触れ合いが紡ぎ車だというのはただの例えです。

あなたにはあなただけの紡ぎ車があるはずです。それを探してみるのも良いかもしれません。

そしてここに紡いだ言葉があなたにとって新たな糸になったのなら幸いに思います。


それでは今夜はこのあたりで。

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