信号機に赤が使われる理由 本能で感じる危険と警戒

信号機はなぜ青、黄、赤なんだろう

世の中というのは不思議でいっぱいです。
何気なく過ごしている中でも疑問に思うことが多々あります。車を走らせていると必ずと言っていいほど信号機を目にします。
さて、この信号機はなぜ青、黄、赤の三色なんでしょうか?

青は「進め」、黄色はちょっと説明しにくいですが「止まることが可能なら止まれ」といった意味合いです。そして赤が「止まれ」です。
それぞれの色が持つ意味は説明するまでもなかったでしょうがこうして考えるとなんだか段々とステップアップしている感じがしますね。
ところでステップアップと言いましたが一体何がステップアップしているように感じましたか?

「危険度がアップした」と感じた方はいらっしゃるでしょうか。

それではなぜ危険度がアップしたと感じたのでしょうか。そこには赤色と人間の持つ本能が関係しているのです。

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赤色が人間の心に与える影響

自然界にはたくさんの色があります。空の青に雲の白。木々の緑に土の茶色。たくさんの色に彩られてこの世界は作られているのです。

何色が好きですか?こんな質問をされることがあるでしょう。
色と人間は非常に密接な関係にあります。古来の中国より伝わる風水は建物の気の流れをから読み解き時にその気を操作して吉凶を割り出すものです。
その歴史は古く建物のみならず都市の繁栄すらも左右するといいます。

その風水にとっても色は大切な要素です。色により気の流れに与える影響が変わりさらに人間に与える影響すらもかわってきます。

今回お話する赤色は風水では火の気を持つ色とされていて主に生命力を表します。
ただ風水に関係なく赤色は人間の視覚を通じて気分を高め興奮させる色です。そのため赤が大い環境に居ると常に神経を刺激し続けてイライラを募らせたりもします。
なぜ赤色により人の体にこのような現象が起こるのでしょうか。
それはきっと本能に関係しているのでしょう。

赤色は本能に訴えかける警戒色

人間は赤色を視認すると気分が高まり興奮するといいます。人も動物です。興奮するということは体が臨戦態勢に入るということです。
鼓動が早くなることで全身の血流を促し身体中に酸素を行き渡らせます。これはより素早く動くためです。
さらにより早く反応するために動体視力と聴力、嗅覚などの感覚も鋭敏になります。
これは赤色が危険の迫っていることを人間の本能に訴えかけているためなのでしょう。

ではなぜ赤なのでしょうか。先程人も動物だと言いました。ということで自然界に目を向けてみましょう。

たくさんの色により彩られた自然界にはもちろん赤色もあります。
身近なものではトマトやイチゴなどでしょうか。しかし彼らは種の保存のために自らを目立たせて鳥などを引き付けて生息範囲を広げようとしているタイプです。

しかし種の保存という目的は同じですが赤色を身に纏い自らを危険な存在だとアピールするタイプもいます。
例えばサンゴヘビは黒と赤のストライプにより毒を持っているとアピールしています。ほかにもヤドクガエルの一種やベニテングダケやカエンタケなどの毒キノコもそうですね。彼岸花も同様です。

このように赤色は自然界では危険を示す警戒色として使われています。
何も赤色だけが使われるわけでもありませんし危険があっても警戒色を使っていない種類もいます。

しかし赤色が興奮を覚えさせるのはきっと動物としての本能が人間に危険を教えているのでしょう。それがきっと信号機に赤色が使われる理由なのではないかと思います。

車を運転していて信号を守るのは大事な事です。ですが見える信号ばかりを気にしていてあなたに迫る危険を知らせてくれる本能が発する信号「レッドアラート」を聞き逃さないでください。

それでは今日はこのあたりで。

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