薬指と結婚指輪の由来
二人の永遠の愛を誓う結婚式。行われるのは誓いの口付けと指輪の交換です。左手の薬指に誓いを込めた指輪をはめ永遠の愛を誓います。
ですがなぜ結婚指輪は左手の薬指なのでしょうか。
古代ギリシャでは薬指には心臓に繋がる太い血管があるとされそこに指輪をはめることにより相手の全てを愛する誓いとされていました。
他にも薬指には愛する人との絆を深める指という意味もありますがこの考えは結婚指輪が影響しているんじゃないかと思います。
薬指はちょっと特別な指
古代ギリシャでは太い血管が通っていると考えられていました。
ここでこの記事を読んでいるかたに試して頂きたいのですがどちらの手でもいいので全ての指を軽く握り込んでください。
そして薬指一本だけを立ててみてください。他の指を一本だけ立てる時より指を立てにくいと思います。
次に人差し指と中指と薬指の3本を試してみてください。次は小指と薬指の2本を立ててみてください。
薬指だけを立てるときより楽に薬指を立てられたはずです。
これは薬指に伸ばしたり曲げたりという信号を送るために通っている神経が影響しています。
手には正中神経と尺骨神経という神経が通っています。正中神経は人差し指と中指と薬指に信号を送ります。そして尺骨神経は小指と薬指に信号を送ります。
そうです。どちらの神経も薬指に信号を送っているのです。人差し指と中指を動かすためには正中神経を使い小指を動かすには尺骨神経を使います。
ですが薬指を動かすためにはこの両方ね神経を使わなければいけないのです。薬指だけを動かすトレーニングをすれば単体で器用に動かせるようになると思いますがなんの練習もなく器用に動かすのは少し難しいでしょう。
薬指だけを立てるのが難しいのはこのためなのです。
古代ギリシャで言われていた太い血管とまではいきませんが薬指は他の指に比べてちょっと特別な指なのです。
薬指以外の指にはめる指輪とその意味
一般的には薬指にはめる指輪はアニバーサリーリングと呼ばれます。
人差し指にはめるものはインデックスリング、中指にはめるものはミドルフィンガーリングと呼ばれます。
知ってらっしゃる方もいると思いますが小指にはめる指輪はピンキーリングと呼ばれています。
指輪は左右の手どちらにもはめますしいろいろな指にはめるものです。そしてそれらの指輪はそれぞれ意味を持っています。
まずは左手の指から紹介していこうと思います。
小指にはめる指輪が意味するのは良い出会いを呼ぶ。恋人との仲を深めると言われています。そして幸運は右の小指から入ってきて左の小指から抜けると言われていて左の小指にピンキーリングをつけることで幸運を体に留めるという逸話もあります。
薬指に関しては紹介するまでもないとおもうので次は中指に進みましょう。
中指にはめる指輪は前進や人との関わりを円滑にするという意味があるそうです。
人差し指は停滞を解消する意味を持ち迷いを消してくれるそうです。
親指が意味するのは前向きや意思の強さで自分自身をしっかり持てると言われています。
今紹介したのは左手ですが右手ではまた意味が違ってきます。
右手の小指は表現力を意味していて自分らしさを保てるそうです。
薬指は安定や平穏を意味していて心を落ち着けてくれます。
中指が意味するのは防衛と円滑で悪いことから身を守ってくれると言われています。
人差し指は集中力と行動力を意味していて頭の中をスッキリさせてくれるそうです。
親指は克服する力を意味しています。なんらかの形で後押ししてくれるかもしれません。
かなり駆け足で説明しましたがこれが左右の指の持つ意味です。状況によって指輪をはめる指を変えてみるのもたまには良いかもしれませんね。
指輪と指とエネルギー
人の中にエネルギーが流れているとするならその流れる道は指にもあるはずです。
先ほど左手のピンキーリングの説明の中で幸運のエネルギーが左手の指から出ていくのを止めると話しました。
たしかに指輪をすることによりエネルギーの流れを止めるという話は聞いたことがあります。
ピンキーリングの話とは逆になりますが人は左手からエネルギーを吸収して右手から放出するという話を耳にしたことがあります。
さらに左手の薬指は恋愛を司る指だとも聞いたことがあります。
結婚式では左手の薬指に指輪をはめます。これは左手の薬指からこれ以上恋愛のエネルギーを吸収しないようにする封印のようなものなのかもしれません。
倫理的には結婚指輪をしている異性とは恋愛関係に陥らないものでしょうから。
それでは今夜はこのあたりで。