人には見えない世界
光の波長は様々です。人はこの光の波長を読み取り色として感じ取る力を持っています。いわゆる光のスペクトルと呼ばれるものです。光は波長によって紫から赤までに認識されます。
ですがこの紫と赤の外側には人には見えない世界が広がっています。紫外線や赤外線と呼ばれるものです。ちなみに人の目に見える光を可視光線、人の目には見えない光を不可視光線と呼んでいます。
不可視と光から連想したのがメジェドでした
なんだか前置きが長くなってしまいましたが前項で話した不可視と光という言葉から思い浮かんだのがエジプトの神メジェドでした。
ということで今回は光の話をしようかと思いましたがタイトルと内容を変更しましてメジェド神についてお話しようと思います。
謎だらけの神メジェド
実はメジェドについてお話しようと思ったのですがこのメジェドはかなり謎に包まれています。
メジェドはエジプトの壁画「死者の書」に登場するのですがその登場回数はたったの2回限りです。
見た目は布を被っていて目と足しか見えていないのですがメジェドは目には見えない不可視の存在ですのでこういったイメージで描かれたのかもしれません。
メジェドは古代エジプト神話の神オシリスの家にいると言われていて目から光を放ち敵を打ち倒すといわれています。
残念ですが長い歴史の中でメジェドに関する情報はこれだけです。まだ隠された文献などがあるかもしれませんのでこれからの新たな解明に期待したいところです。
姿が見えない上に光を放ち打ち倒すメジェド
さて今回お話したメジェドですが姿が見えないことと目だけの存在が特徴なんですがこれに加え光を放ち敵を倒すということ。
これらの特徴から筆者が一番に思い浮かべたのがアメリカの映画「プレデター」です。捕食者という名のこの映画は宇宙から来た侵略者とジャングルで戦う話です。この捕食者は光学迷彩に身を包み熱線レーザーで主人公達を追い詰めます。この映画の中で「目だけが光っていた」という台詞があります。
光る目と見えない姿に敵を倒す光線。まさにメジェドの特徴と酷似しています。似ているからどうしたと言われてしまえばそれまでなんですけどね。
特にこれ以上話も広がりませんので今夜はこのあたりで。