天気を操る至高の存在「雨女」や「晴れ女」とはどんな人達なのか

天気を変える「雨女」と「晴れ男」とはどんな人達なのか

人間に限らず地球上に棲む生物達は天気により様々な事を左右されます。

雨が降りだすと一斉に鳴き出すカエル達や日向で溶けたように気持ち良さそうに眠るネコもそうです。

遠足もその一つです。遠足が楽しみな学生もいれば面倒なので行きたくない学生もいることでしょう。
遠足だけではありません。バーベキューやキャンプなどのレジャー、アウトドアはかなり天気の影響を受けやすいものです。

子供の頃てるてる坊主を吊るして晴れを願ったりもしたことでしょう。中にはてるてる坊主を逆さまに吊るして雨を願った人もいるのではないでしょうか。

このような晴れ乞いや雨乞いの儀式はその規模に関わらずかなり昔から行われていました。
続く干魃や降りやむことのない雨は自然と供に暮らしてきた人間に大きな影響をあたえるためです。

そしていつしか人は科学の力で天気を操作しようとします。雲の種を空に撒き雨雲を作って雨を降らせる俗に言う「人工降雨」と呼ばれるものですね。

晴れを乞うて雨を乞うのは人の願望の表れなのです。

しかし世の中には晴れ乞いや雨乞いの歴史すらも超越した人達が存在します。

彼らは「晴れ女」や「雨男」と呼ばれていて「ただ居るだけで晴れになる」「何かをしようとして外に出ると雨が降る」というのです。

今回はこの「晴れ女、雨女」「晴れ男、晴れ女」についてお話しすることに致しましょう。

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龍神の加護を受ける「雨女」と「雨男」

八百万の神が住まう日本には龍の姿をした神がいます。中国の霊獣や四神の青龍、黄龍とは違いその神様は「龍神」と呼ばれていて海の神様、水の神様として崇められています。

その龍神の加護を受けた故に水である雨を降らせる力を持つのが「雨男」「雨女」と呼ばれている人達なのです。

特に龍が憑いた女性の事を龍女(りゅうめ)と呼ぶことがあります。
龍神は人に憑くと言われる自然霊の中でも最高位に位置する存在です。

他を寄せ付けないその力の加護を受ける彼らには一体どんな特徴があるでしょう。

龍神系の最大の特徴はやはりリーダー気質でしょうか。
自然霊の中でも格式の高い龍神のように人の上に立つ資質があると言われています。しかし皆に愛されるリーダーというよりは他を寄せ付けぬ孤高の存在に近いものです。

そして白黒をはっきりさせたがるタイプで若干せっかちだとも言われています。
力強く気が強いのも特徴ですがその反面少々ずぼらで大雑把なのがたまにキズです。

占いではないので雨男、雨女の全員に当てはまるわけではありませんがこのあたりが彼らの特徴だとされています。

稲荷神の光に照らされる「晴れ女」と「晴れ男」

龍神と同じ自然霊の内でも稲荷系の自然霊が憑いた場合は晴天を呼ぶ「晴れ男」「晴れ女」と呼ばれることが多いです。

稲荷系の自然霊と聞いて勘違いする方もいらっしゃるかもしれませんが狐が憑くわけではありません。それは「狐憑き」と呼ばれるもので別のお話です。狐憑きについてはまたお話しすることにしましょう。

今回お話しする稲荷系の自然霊とは稲荷神のことです。稲荷神は穀物、農業の神様で次第に食べ物全体の神様となりました。
そしていつしか産業全体を司る神様となったのです。
工場の敷地内だったり商業施設の敷地内にも稲荷神を祀る社が置かれているを見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。

稲荷神を祀る社は稲荷神社と呼ばれますが時代の流れともに五穀の神様ウカノミタマと稲荷神が同一視されて以来稲荷神社の主祭神がウカノミタマとされている社も多くあります。

農業の神様である「稲荷神」そして五穀の女神「ウカノミタマ」と密接な関係がある植物にとって必要不可欠な太陽の光つまり「晴天」となります。
このため稲荷系の自然霊が憑いた人は「晴れ男」「晴れ女」になると言われているのです。

さて、それでは「晴れ女、晴れ男」の人達は一体どんな特徴があるでしょう。

こちらの大きな特徴は「一人が好き」ということでしょうか。ただ孤独が好きというわけではなく一人で行動するのが好きだけれど時々寂しがり屋さんな時もあるようです。

真面目で勤勉だけど少々飽きっぽくおっちょこちょいな部分もあるそうです。
あまり人を引っ張っていくタイプではなくどちらかと言えば縁の下の力持ちタイプのようですね。

「晴れ男と雨女」「雨男と晴れ女」相性がいいのはどちらなのか

世の中には相性と言うものがあります。それは人間同士つまり人間関係にも相性があります。
人間関係は恋愛や仕事にも影響してくるとても大事なものです。

「ないものねだり」という言葉をよく聞きますが人は自分にないものを求める習性があると言います。
恋愛でも俗に言う自分とは逆のタイプを好きになるというパターンもそうですね。

それでは「雨女と晴れ男」「晴れ女と雨男」という組み合わせのカップルではどうなるのでしょう。
性格の面から考えるとリードする龍神系とサポートの稲荷系の相性は良いでしょう。
ただ今回は性格のお話ではなく天気のお話です。
雨と晴れとは陰と陽の関係です。龍神系と稲荷系の力が一緒になるのは非常にバランスが取れているのではないかと思います。
ですが二つの力のバランスが取れたからと言って雨天と晴天の中間の曇天になるわけではないのでしょう。

それでは「雨女と雨男」「晴れ女と晴れ男」という組み合わせになるとどうなるのでしょう。
龍神の力と龍神の力が合わさることで大雨になるなどの相乗効果が生まれるのでしょうか。

恋愛でも自分と同じタイプの人間とは長続きしないと言われます。仕事に関してもリードする人間が二人居てもうまくいかないかもしれません。
ただよく似たタイプ同士でも幸せでいるカップルもいますし二人のリーダーがうまくまとめている職場もあることでしょう。
それはきっとその二人の全てが同じではないからなのかもしれません。

それは龍神系の人間同士や稲荷系の人間同士でも同じことが言えるのかもしれません。
どこか違うところがあるからこそ大きな力同士が合わさってもバランスを取り合おうとするのでしょうか。

人との出会いは自分で全ては決められないものです。そこにはきっと流れがあるのでしょう。
天気を含む自然現象にも流れがあるはずです。小川の流れを変えることは簡単かもしれませんが大きな川の流れを変えることは大変です。
無理に塞き止めれば水が溢れ周囲に被害を及ぼすこともあります。

大切なのは均衡です。流れが乱れると流れはバランスを取ろうとします。
それを人は運命と呼ぶのでしょうか。


それでは今夜はこのあたりで。

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