人の行き交う十字路(クロスロード)には何かがいるらしい
人間を含める動物が通るところには道が出来ます。農道に生活道路や高速道路です。動物達も野山に獣道を作ります。
そしてその道が二本交差する場所を十字路(クロスロード)と呼びます。四つ辻とも呼ばれますがこの十字路には昔から何かがいると言われています。
四つ辻の都市伝説と十字路(クロスロード)の悪魔
日本にも四つ辻にまつわる都市伝説が伝わっていますがそれは海外でも同様です。海外では十字路には悪魔が住んでいてその悪魔を呼び出し代償を差し出し契約することで様々な願いを叶えてくれると言われています。
その悪魔を呼び出す方法ですが夜中に十字路にあるものを埋めます。あるものとはネズミなど小動物の死骸だったり鶏の肝臓など地域や時代でいろいろと変化があります。
すると背後に何か気配を感じるそうです。そうすれば呼び出しは成功なんですがこの時決して振り向いてはいけません。背を向けたまま契約を交わさなければいけないと聞いています。
しかもこの一連の流れを誰にも見られないように行わなければいけないそうです。現代で誰にも見られる可能性がなく地面の掘れる十字路は探すのも大変そうです。
今回紹介した呼び出し方ですが先程も言いましたが地域や時代でいろいろ違いがあります。こういった儀式は形作る一つ一つの要素が大変重要です。
やり方に確信が持てない以上むやみに行うのはやめておきましょう。
十字路(クロスロード)の悪魔と四つ辻の精霊レグバ
あたりに響く太鼓の音に歌い踊る人々。神をその身に宿す者もいます。
そうここはカリブ海に浮かぶ島ハイチ。ここにはブードゥー教という民間信仰が伝わっています。そのブードゥー教は神だけでなく精霊も信仰しています。
そんな精霊の中に儀式の始まりと終わりに呼び出される精霊がいます。儀式をとりおこなうためには欠かせない存在です。
その精霊の名前はレグバといいますがこの精霊は四つ辻に住んでいると言われています。
そしてこのブードゥー教はアメリカのニューオリンズ周辺でも信仰されています。
四つ辻とは十字路のことですが先程の十字路(クロスロード)の悪魔が住むと言われるのがニューオリンズにある十字路です。
四つ辻に住む精霊と十字路に住む悪魔。そして共通するニューオリンズという地域から考えると十字路の悪魔とは四つ辻に住む精霊レグバのことなのかもしれませんね。
四つ辻と十字路と行き交う人々
十字路と四つ辻にはいろいろな逸話があります。いずれお話しするつもりですが四国地方に伝わる犬神もまた四つ辻が深く関係しています。詳しくはまたその時にお話ししようと思います。
人の歩く道の交差する場所である四つ辻には行き交う人々のエネルギーのようなものが集まりやすいのでしょうか。そのあたりは時期をみて考察していきたいと思います。
それでは今夜はこのあたりで。