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トンネル効果ってどんな理論なの?
段々とスマートキーなどに移行していっている現在ではあまりないですが車をインロックしてしまうことはしばしばあったそうです。
他にもオートロックのマンションやホテルで部屋から閉め出されるという光景はドラマや映画で何度か目にしたことがあります。
そんな時に壁を通り抜けられたらと思ったことはないですか?
壁を通り抜けるという非現実的な考えを現象にしてしまうかもしれないのが今回お話しするトンネル効果という理論なのです。
トンネル効果は量子力学の分野における理論でポテンシャル障壁に粒子が衝突した際に確率で粒子が障壁を通り抜けるというものなのですが実は読んでいた私もまだ全容をほぼ理解出来ていません。
量子力学では分子や電子を粒子として考えていきます。
よく耳にするニュートリノと呼ばれる粒子はフェルミ粒子という分類に物に質量を持たせると言われるヒッグス粒子はボース粒子に分類されます。
ボソン、フェルミオンとも呼ばれるこういった粒子は波の性質を持つそうです。同時に波もまた粒子ということになるのです。
この粒子がエネルギーの壁にぶつかります。この時に壁の持つエネルギーより粒子のエネルギーが大きいときは粒子は壁に跳ね返されたり吸収されたりします。
ですが確率で粒子が障壁を通り抜けることがあるというのです。
しかしここまで話しておきながらもよく分からないので何か例を挙げて話していきましょう。
分かりやすい例だと音でしょうか。音は音波と言われるようにまさに波です。音は壁に当たると跳ね返りますが全てが跳ね返るわけではありません。
壁に当たった音は跳ね返る音と吸収される音に壁を通過する音に分かれます。
隣の部屋の音が聞こえてくるのはそのためです。
トンネル効果では障壁を抜けた波は持っている波長は変わりませんが振幅が狭くなります。
つまりこれが音では音程は変わらなくても音が小さくなるのです。
う~ん、何か違う気もするのですがトンネル効果とはこんな感じだと思います。
ちなみにトンネル効果では人間もかなり低い確率で壁を通り抜けることが出来るらしいですよ。
途方もなく低い確率なので体験出来ることはないでしょうが。
壁を通り抜ける幽霊とトンネル効果
そういえばなぜトンネル効果の話に興味を持ったかまだ話していませんでしたね。
それは壁を通り抜けるというキーワードにあります。
みなさんは壁を通り抜けると聞くとなにを思い浮かべますか?
そう幽霊ですね。夏と言えば幽霊。お盆と言えば幽霊です。
以前幽霊とは何らかの流体なのではないのかという話をしました。幽霊が塩を嫌がったり鏡に映るのはそのためだという話もしましたね。
しかしただ流体というだけではよく目撃談やテレビなどで起こっている幽霊が壁を通り抜けることが出来る説明が出来ませんでした。
そこで注目したのがトンネル効果なのです。
もし幽霊が粒子の塊だとしたらもちろん波の性質を持つことになります。
そうなれば幽霊はトンネル効果により壁を通り抜けることが可能になるでしょう。しかし高いエネルギーを持つ壁を通るには壁よりも強いエネルギー持つ必要があります。
幽霊にとっての強いエネルギーとはやはり念です。人を想う念に人を恨む念などが幽霊のエネルギーなのです。
ということは人間が通ることの出来ない壁を通ることの出来る幽霊は非常に強い念を持っているのでしょう。それが負の念を持った幽霊なら大変危険です。
しかもそれが壁をすり抜けてあなたの元に来たのならなおのことです。
しかし少しだけご安心を。先程音の話の際に話したことを覚えていますか?音は壁を抜ける際に音程は変わらなくても振幅が狭くなると話しました。
振幅とはつまり波の強さです。これはきっと幽霊の念の強さに比例しているはずです。
つまり壁を抜けた瞬間は念の強さつまり幽霊の力も弱っているのです。
ただ弱っているとは言え障壁を通り抜けるほどのエネルギーを持っている相手です。その相手にどう立ち向かうかは…また考えておきましょう。
さて、そろそろ本題に入りましょう。
今話したのは負の念を持った幽霊の話でしたが良い念を持った幽霊もいます。
人を想う心や誰かに何かを伝えたいなどといった念のことです。
もしあなたの元に現れた幽霊があなたに何かを伝えたいとしましょう。それはあなたにとって大切なことです。
しかしあなたの元にやってくる際に壁をいくつも抜けて来たためにその念は弱ってしまっています。
そしてあなたが幽霊に驚き騒いでいる間に幽霊は力尽きてしまうかもしれません。
あなたに大事なことを伝えることが出来ないままで。
しかし突然のあなたの部屋にやって来た幽霊が良いものか悪いものかは一見しても分かるものではありません。
それでは一体どう見抜くべきなのか…それもまた考えておくことにしようと思います。
今回の話はただの憶測です。幽霊とトンネル効果にはなんの関連もないかもしれません。
だから壁を抜けて来たからといってむやみに手を出すのはやめておきましょう。
それでは今夜はこのあたりで。