呪いのダイヤモンドと言われるホープダイヤモンド
宝石の煌めきは人を魅了します。そんな宝石の中でもダイヤモンドの輝きは特別だと言われています。
まず一つのダイヤモンドの話をしましょう。
そのダイヤモンドはいつどこで掘り出されたかも定かではなく加工した人物ですらはっきりとはわかっていません。
青く光そのダイヤモンドは太陽の光にかざすと赤くなるとも言われています。
そしてそのダイヤモンドは手にした人に不幸を与えながら人から人へと渡り歩いていきます。
時を経て現在アメリカのスミソニアン博物館に展示されているそのダイヤモンドは「ホープダイヤモンド」と呼ばれています。
希少なブルーダイヤモンドであるホープダイヤモンドは「呪いのダイヤモンド」とも言われています。持ち主は不慮の事故にあったり病気にかかったり不幸な人生を送るという言い伝えがあるためです。
過去の所有者には歴史上影響力を持っていた人物も居ますが今回は本題にそれてしまうのでまた別の機会にお話ししようと思います。
このホープダイヤモンドは現在45.5カラット(1カラットは0.2グラム)という大きさですが元は112カラットの大きさだったと言われています。
長い歴史の中でその大半を切り出されたホープダイヤモンド。呪いの力が込められたその一部が今もどこかに存在していることでしょう。
人から人へ伝染する呪いや怨念
ホープダイヤモンドの話が少し長くなってしまいましたがここからが本題です。
「呪い」や「怨念」が込められていて所有したり近づくと不幸を呼ぶと言われるものは世界各地に様々な時代に存在します。
座ると呪われる椅子バズビーズチェアや見ると呪われる女性が描かれた肖像画など各地に伝わる伝承は様々です。
そういった呪われているとされているものは人から人へと引き継がれていくうちに呪いの力が分散して薄れていくと言われています。
ですが中には呪いの力が強すぎてなかなか薄まらないものもあるかもしれません。そうしたものは現在でも呪いのアイテムとして語り継がれているのでしょう。
新たな呪いの生まれるとき
呪いのアイテムは昔から語り継がれているものだけではありません。新しく生まれる呪いも存在しるかもしれません。
誰かが誰かを恨んだときや妬んだときなどにその思いがものに乗り移りそれが呪われた存在となる。
以前人の念は水に宿りやすいという話をしたことがあるかもしれません。そして先程ホープダイヤモンドの話をしましたがその共通点は「透明」です。
透明とは純粋や無垢といった意味もあるらしいのですが無垢なものは良くも悪くもいろいろなものを吸収しやすいです。
そうした点では人の恨みや妬みなど悪い念すら吸収してしまいやすいのかもしれません。
身近にある無垢と悪心 水晶に込められた怨念
古くは「玻璃(はり)」と呼ばれていた透明の鉱物
「石英」ですが特に透明度の高いものは「水晶」と呼ばれています。
水晶と一言で言っても多くの種類がありますが今回お話しするのは無色透明のものについてです。
以前パワーストーンの記事を書いたことがありますが水晶の持つ特徴には「純粋」や「強化」といったものがあります。純粋の言葉通り無色透明の水晶は無垢そのものです。
占いや魔術のほか時には呪術にも使われる水晶ですがもしかするとこれらは人の念や神霊的なものが入り込みやすいことから使われているのかもしれませんね。
ですが水晶の持つもうひとつの特徴は「強化」です。言い換えるなら「増幅」でしょうか。もし人の恨みや妬みなど悪い念が入り込んでしまったらその念は増幅されより強いものになるのかもしれません。
所有している人間に影響をおよぼすほどに。
この記事を読んでいただいた方がいらっしゃるかは分かりませんが水晶(石英)は自然界にたくさん存在します。
もし何気なく拾った水晶(石英)に悪い念や悪い霊が憑いていてあなたが嫌な感じを感じたのであればしっかりと浄化してから所持するように心掛けましょう。
それでは今夜はこのあたりで。