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見えない友達知らない友達と遊ぶ子供
「ただいま~」という声とともに子供が帰ってきました。
「今日は誰と遊んできたの?」という問いに帰ってきたのは聞いたこともない名前です。気になってどこに住んでいるのか聞いても「分からない」という子供。
特徴を聞いても子供の周りにそんな子は思い当たりません。今日うちの子供と遊んでいたのは一体誰なのでしょうか。
もしかするとその相手はお子さんの心の中に住むイマージナリーフレンドかもしれません。
空想の友達 イマージナリーフレンド
イマージナリーフレンドとは言葉の通り「空想上の友達」のことです。
子供が頭の中で描いた友達が形となって現れたもので性別や姿にその性格まで子供の理想のままです。
形となって現れたものと言いましたが実際に周囲の目には映りません。お子さんの目にだけ形となって見える存在です。
イマージナリーフレンドとは会話をしたりいろいろな遊びをすることも出来ます。ですが周りから見れば一人で話し一人で遊んでいるように見えるだけです。
見えている本人以外からすれば好奇の目で見られたり心配されることもあるでしょう。
このイマージナリーフレンドを作ることは子供の頃には時々みられることらしいのですが成長するとともにイマージナリーフレンドは消えてしまうそうなのでそれほど問題はないそうです。
イマージナリーフレンドを作る方法
先程成長とともに消えてしまうので子供の頃にイマージナリーフレンドが出来るのはそれほど問題はないと話しました。
もう一度言いますが「子供の頃には」です。
今からイマージナリーフレンドの作り方をお話ししようと思いますが作る際はいろいろと気を付けなければいけないことがあるのでそれもふまえて話を進めていきましょう。
まず性別や性格を決める
始めに作りたいイマージナリーフレンドの性別や性格をしっかりと決めます。
特に人間でなければいけないという訳ではありません。妖精の姿をしていたり言葉を話す動物でも問題はありません。
ただ男女の性別や「明るい」「クール」などの性格はしっかりと決めておきましょう。
次に姿や形をしっかりと決める
次にイマージナリーフレンドの姿形をはっきりと決めます。
これはかなり大事なのでしっかり決めましょう。イメージが残しにくい場合は絵や画像にしてもいいので後で姿が変化しないようにしておきます。
出来上がったイメージに話しかける
イメージが固まったら次の段階に移ります。
作り上げたイマージナリーフレンドに話しかけます。こう話しかければこう返してくるだろうと考えながら話しかけるようにしましょう。
特に声に出す必要はありません。心の中で話しかけてもいいです。
はじめは自分の語りかけに対してこう返してくるだろうと考えながらの会話なので時間がかかるかもしれません。ですが次第に早くなってきます。
存在を意識しながら話し続ける
話すことに慣れてきたら次はイマージナリーフレンドが存在していることを意識しながら話すようにします。
これは漠然と居るという感覚ではなく「目の前に居る」とか「隣に居る」というように存在を意識しながら話すということです。
イマージナリーフレンドに決まりを作る
これは結構大事なのですがイマージナリーフレンドが出来上がってくると向こうから話しかけてきたりもします。
ですので人前では現れないとか勝手な行動は取らないなど取り決めをしておいたほうがいいです。
以上が簡単ですがイマージナリーフレンドの作り方です。
チベットに伝わる秘奥義 タルパ
チベットにも今回紹介したイマージナリーフレンドと同様に空想上の生命体もしくは霊体を作り出す秘奥義が存在します。
「タルパ」「トゥルパ」と呼ばれるものですがタルパでの空想上の生命体を作る方法はイマージナリーフレンドの作り方とほぼ同じです。正確に言うならイマージナリーフレンドがタルパを元にしているのでしょう。
冒頭でも話しましたが子供は無意識のうちにイマージナリーフレンドを作ることがあります。
イマージナリーフレンドを作るにはかなりの想像力と創造力が必要です。子供は大人が思っている以上に想像力と創造力を持ち合わせているのでしょう。
子供の持つ能力を見極め伸ばしてあげるのも大人の役目なのかもしれませんね。
それでは今夜はこのあたりで。