「弥勒菩薩」遠い未来に仏陀になることを約束された菩薩

弥勒菩薩から学ぶ続ける努力と約束された未来

皆さんには何か目指しているものはありますか?

学校の先生だったり弁護士などのなりたい職業があると思います。そして「お金持ちになりたい」や「長生きしたい」という願望もあることでしょう。

勉強に体力作りや健康管理、節約や仕事の掛け持ちなど目標に向かって努力を続ける事は大切なことです。

ですがもし将来に力量が足りなかったとしても目指しているものになれる。その事が約束されているとしたらあなたはそこで今まで続けてきた努力を止めてしまいますか?それともさらに上を目指し続けますか?

今回はそんな風に未来を約束されて尚も修業を続ける菩薩様の一尊についてお話ししましょう。

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未来の仏陀「弥勒菩薩」と兜率天

仏教において現在の仏様は「釈迦牟尼仏」つまりゴータマ・ブッダです。
しかし遠い未来にこの釈迦牟尼仏に変わり仏陀になることを約束されているのが「弥勒菩薩(みろくぼさつ)」と呼ばれる菩薩様のー尊です。

弥勒菩薩は仏陀になるために現在も修行を続けています。その修行の場所となるのが兜卒天と呼ばれる地です。

兜率天は仏教における三界つまり欲界、色界、無色界のうちの欲界。その欲界にある六欲天のうちの第四天に位置します。

実はこの兜率天は私達の住む人間界とはかなり時間の流れが異なります。
なんと兜率天での1日は人間界での400年にもなるというのです。そして弥勒菩薩の寿命つまり仏陀となる約束の時までが4000年とされています。
つまりざっと計算すると約56億7600万年となります。
その長い期間を弥勒菩薩は修行し続けることになるのです。


力が認められて半年後に昇進することが約束されていたとして半年の間なら自分を見つめ直しさらに上を目指すために努力することは可能でしょう。

ですが例えばその組織のトップに立つことが約束させていたとしてもその約束が30年後の事となれば話は変わってくるかもしれません。
30年というなかなか先の見えないゴールを前にあなたは今の力を維持もしくは上を目指す努力を続けることが出来るでしょうか。


「塵も積もれば山となる」の言葉通り努力の積み重ねは力になるでしょう。ですが「ひとえに風の前の塵におなじ」の言葉のようにちょっとした事がきっかけで努力が水の泡となることもあるかもしれません。

ですが努力はきっとどこかで何かの役に立つはずです。
そしてあなたの積み重ねた努力に風が吹かないことを願ってこの話は終わりにしようと思います。


それでは今夜はこのあたりで。

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