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パン屋でトングをカチカチと鳴らした事がある人は読んで頂きたい
先日の事です。ちょっと小腹が空いたのでパン屋に足を運びました。
トレーとトングを手に取り店内を歩きます。その時ふとある音が耳に入りました。
その「カチカチ」という音は少しずつ近付いてきます。音のする方を見ると他のお客さんがトングを閉じたり開いたりして鳴らしています。
しかしここであることに気付きました。実は私も同じようにトングを鳴らしていたのです。人間は自分の匂いには鈍感です。同じように自分が発している音には鈍感だったのでしょう。
皆さんもパン屋さんでトングを鳴らした経験があるかと思います。
人はなぜトングを鳴らすのでしょう。今回は日常生活の中で生まれるオカルトやスピリチュアルとは関係のない疑問について真面目に考えてみようと思います。
それではいくつか仮説を立ててみましょう。
1.トングに使うのに必要な力加減を無意識に確認している
パンにもたくさん種類があります。固いパンに柔らかいパン、クリームが入ったものや上に何か乗っているものなどいろいろです。
もし柔らかいパンで中にクリームの入ったものがあったとします。パンでは分かりにくいかもしれませんのでシュークリームにしましょう。
シュークリームを手で掴むのであれば力を調整して優しく掴めば良いです。ですが普段使わないトングの場合はどうでしょう。
力加減が分からずに思いっきり挟んで中のクリームが飛び出してしまうかもしれません。
上に何か乗っているものなら形が崩れるのと同時に上に乗っているものが落ちてしまうかもしれません。
そのためトングに使われているバネの力を覚えたり力の入れ具合を確認するという行動を無意識に行っているのではないでしょうか。
これがひとつ目の仮説です。
2.音を使い縄張りの主張と威嚇を無意識に行っている
森の中にある木に引っ掻いたような跡があります。高さは人間の目線よりもずっと高い位置です。
これは熊によって付けられたもので縄張りを主張するためのものです。
動物の世界では縄張りはその個体の強さで決まります。力を証明することで縄張りを手に入れることが出来るのです。
この木に付けられた傷はその個体が精一杯高い位置に付けたものです。
その傷よりも高い位置に傷を付ける事が出来る大きな個体が現れた時に元からいた個体はどうするのでしょうか。中には何もせずに去る個体もいるでしょうがほとんどの場合が力を示し応戦します。
動物の戦いはまず威嚇から始まります。動物達も出来ることなら無駄な戦いは避けたいのでしょう。
動物の威嚇方法は見た目の他には「叫ぶ」「吠える」「体を使い音を鳴らす」「木や石を使い音を鳴らす」など音を使い行われます。
そう、音なのです。「木や石を使い音を鳴らす」と書きましたがこれを「トングを使い音を鳴らす」と置き換えればどうでしょうか。
パン屋さんはパンを扱っている所ですが生物として見るなら「食糧を確保するためのフィールド」なのです。
そのフィールドには食糧を狙う別の個体がいます。
その個体を威嚇するためにトングを無意識に鳴らしているのでしょう。
これが二つ目の仮説です。
トングを鳴らすのはやはり行儀が悪いと思いますが
「トングを鳴らす」それは一見「行儀が悪い」「躾がなっていない」と思われがちな行為です。
ですがそれは人の意思とは関係なく本能に従って行っているものなのかもしれません。
もしかすると目の前で目的のパンが売り切れてしまいそうな瞬間がやってくるかもしれません。
ですがそこは落ち着いて見守りましょう。そこはパン屋さんの縄張りであってあなたの縄張りではないのですから。
それとトングも食器のひとつです。食器で音を出すと悪いものが来ると言われています。しかしその話はまた別の機会にいたしましょう。
それでは今夜はこのあたりで。
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