むやみに川原で石を積むのはちょっと不吉なのでやめましょう
目の前に流れている川の流れはかなり荒くもしその流れに身を飲まれればひとたまりもないでしょう。
そんな川の流れを前に辺りを見回すと子供たちが川原の石を積み上げている。いくつも石を積み石塔が完成しようというときになにものかがその石塔を崩してしまう。
子供たちはまた石を積み始めるが石塔が出来上がる寸前でまた崩される。それをずっと繰り返している。
ここは賽の川原と呼ばれる場所。三途の川の川原です。
子供たちは石塔が完成するまで石を積み続けなければいけないそうです。何度も何度も鬼に邪魔をされながら。
ということで今回のお話は賽の川原にも出てくる石の話です。
少々危険な石拾い
以前石に興味を持つ子供の話をしたのを覚えているでしょうか。
子供はいろいろなものを拾ってきたり集めたりします。何事にも興味を持って行動するのはいいことです。子供の成長のためにもあまり束縛はしたくないものですが子供が拾ってくるものにはもしかするとあまり良くないものもあるかもしれません。
以前書いた記事には子供は火や水そして石に興味を持つと書きました。火や水を拾ってくることはあまりないでしょうが石を拾ってくることは意外に多いと思います。綺麗な色の石に変わった形の石は子供の興味を引くことでしょう。
ですが石の中には良くないものもあるのです。
山から川に川から海に 川原で拾った石
これからのシーズン山や川の他にも海に出掛けることが多くなるかもしれません。
山に川や海に出掛けると普段目にしないものが沢山あります。子供にとっては大人以上に目新しい景色が広がっていることでしょう。
山特有のゴツゴツした大きな石や川原の丸くなった可愛らしいものなど石を集めている子供にとっては宝の山です。
ですがこんな話を聞いたことがあります。山で亡くなった人や動物の霊はいずれ川に向かう。だから川原の石は拾わないほうがいい。
石は依り代としての役目をもつものもあります。何か悪いものが憑いたとしてもおかしくないのかもしれません。
そして川はいずれ海に出ます。海の石に関しては塩水で浄化されているので問題ないという説もあります。ですがある地方では海の石は拾ってはいけないとも言われています。
別の記事で塩での浄化の話をしました。
記事を読んでいただければ分かると思いますが海と霊についても触れています。ですので筆者としてはやはり海の石も拾わない方がいいのかなとも思います。
良くない石を見分けよう あとは魚石の話
ここまで山や川原には良くない石が混じっているかもしれないという話をしました。
ですが全ての石を否定して子供のせっかくの興味の的を奪うのは心もとないです。そこで数ある石の中から良くない石を見分ける眼力を身に付けましょう。
良くない石というのは何故か目立ちます。ツヤがあるようにも見えますがたくさんある石の中でもどこか浮いた存在感があります。
そして持ってみると重いです。体で感じる重さではなくズシリとした圧迫感のようなものを感じるそうです。
ですがなかなか見分けるのは難しいと思いますので拾ってきた石から嫌な感覚を感じたなら塩などで清めてあげるのも一つの手かもしれません。
ただもしかすると良いものが宿った石かも知れませんのでむやみやたらに塩で清めたりしないようにしましょう。
最後にちょっと変わった石の話です。
名前は魚石といって石の中に生きた魚が泳いでいるそうです。見た目はただの石ですが丹念に磨いてあげるとやがて中の水が透けてきて石の中を泳ぐ魚の姿を見ることが出来るんだとか。
魚石は見た目は普通の石ですが置いておくと水が染み出てくるそうです。特にご利益などはないかもしれませんが見付けると何か良い事が起こるかもしれませんね。
それでは今夜はこのあたりで。
コメント
河原の石に関して、自身の体験談を一つ。
子供の頃に、私は石に魅せられていました。その延長で、友達と共に近くの川へ行った時に気になった大きめの石を家へ持ち帰りました。
その晩から、高熱が出て一週間近く寝込むことに…また当時、心霊本が学校内外で流行っていた時期と重なり。持っていた心霊本に、祖母が塩を盛っていた事が記憶に残っています。
私自身でも、石の事が良くないこと運んできたのかもしれない…と突然、思い至り。家族に内緒で隠し持っていた石を、向かいのの空き地に投げ捨てました。
すると、見る間に熱が下がり。翌日には、学校へ通えるくらいに回復したのです。
本当に、不思議な出来事でした。
その時の教訓から、河原の石だけは絶対に拾わない、近づかない。が、私の信条です。
産んだ子供が、当時の私と同様に歩き始めた頃から、どこへ行っても石を拾いまくっているので…出来る限り、その場に残すように。持ち帰らせないように、注意を払っています。
まぁ、保育園からお土産に拾ってくるのはどうしようもないのですけれども。気がついたら、家の外に出すようにしています。